特許
J-GLOBAL ID:200903080564647496

貨物列車の車軸過熱警報装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-292967
公開番号(公開出願番号):特開平11-125244
出願日: 1997年10月24日
公開日(公表日): 1999年05月11日
要約:
【要約】【課題】 貨車の車軸の過熱を検出して乗員に報知し得る車軸過熱警報装置を提供する。【解決手段】 動力車2と動力車2に連結される複数の貨車4とからなる貨物列車において、各貨車4に、車軸12の軸受部14で車軸温度を検出する温度センサ42からの検出信号に基づき、車軸12の過熱状態を表す送信データを生成し、無線にて送信する送信装置40を設ける。また、動力車2には、各貨車4の送信装置40からの送信データを受信し、その受信データから、各貨車4の車軸12の過熱を判定して、乗員に報知する警報装置20を設ける。この結果、貨物列車の走行中に、貨車の車軸12が過熱して膨張し、軸受部14で摩耗することにより、車軸12が折れるのを未然に防止できる。また、貨車4には、電源線がないので、送信装置40への電力供給のための発電機46(振り子型)を設ける。
請求項(抜粋):
動力車と該動力車に連結された貨車とからなる貨物列車に搭載され、貨車の車軸が所定温度以上に過熱したことを検出して乗員に報知する貨物列車の車軸加熱警報装置であって、前記貨車に、前記車軸を回転自在に支持する軸受部の温度を車軸温度として検出する温度検出手段と、該温度検出手段からの検出信号に基づき前記車軸温度を表す送信データを生成する送信データ生成手段と、該送信データ生成手段にて生成された送信データを無線により送信する無線送信手段と、貨車の走行により生じる動力を受けて電力を発生する発電手段と、該発電手段による発電電力を二次電池に蓄積すると共に、該二次電池に蓄積された電力にて前記各手段に電源供給を行う給電手段と、を備えた車軸状態送信手段を設け、前記動力車に、該動力車に乗車している乗員に対して貨車の車軸の過熱を報知するための報知手段と、前記車軸状態送信手段から無線にて送信されてくる送信データを受信する無線受信手段と、該無線受信手段にて受信された前記送信データに基づき、前記貨車の車軸が所定温度以上の過熱状態にあるか否かを判定し、該車軸が過熱状態にある場合には、前記警報手段を駆動して、車軸の過熱状態を乗員に報知する過熱判定手段と、を備え、前記動力車に搭載された電源装置から電源供給を受けて動作する車軸過熱警報手段を設けたことを特徴とする貨物列車の車軸過熱警報装置。
IPC (2件):
F16C 17/24 ,  G08B 21/00
FI (2件):
F16C 17/24 ,  G08B 21/00 A

前のページに戻る