特許
J-GLOBAL ID:200903080595970201

転がり軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 和秀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-330608
公開番号(公開出願番号):特開平7-190067
出願日: 1993年12月27日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】【目的】潤滑膜が溶融した状態でのぬれ性を改善して、低騒音かつ長寿命を達成できるようにすること。【構成】転がり軸受の転動体3の外表面に3つの層5、6、7からなる潤滑膜4が被覆されている。転動体3の表面に被覆される最下層はSnからなり、その表面に被覆される中間層6はAgからなり、その表面に被覆される最上層7はPbからなる。これにより、潤滑膜4が溶融した状態では、AgがPb-Sn合金と内・外輪1、2および/もしくは転動体3の鋼材との間のバインダーとなるため、内・外輪1、2の軌道面や転動体3の外表面に対してぬれやすくなり、転がり要素間の潤滑作用が安定的に行われるようになる。
請求項(抜粋):
軌道輪あるいは転動体の少なくとも一方が鋼材でなり、鋼材でなる軌道輪の軌道面および/もしくは転動体表面に軟金属からなる潤滑膜が被覆される転がり軸受であって、前記潤滑膜が、Pbからなる最上層と、この最上層の直下に設けられるAg、Biあるいはそれらの合金からなる中間層と、この中間層と被覆対象となる鋼材との間に設けられるSnからなる最下層を備えている、ことを特徴とする転がり軸受。

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