特許
J-GLOBAL ID:200903080613407498

変速機構付き減速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-036716
公開番号(公開出願番号):特開平10-231910
出願日: 1997年02月20日
公開日(公表日): 1998年09月02日
要約:
【要約】【課題】 従来のボール遊星減速機は減速比が一定であり、この減速比を必要に応じて変化させることができなかった。【解決手段】 内輪11の外周面11aをテーパ状に形成するとともに外輪13の内周面13aをテーパ状に形成し、ボール3が内輪11の外周面11aと外輪13の内周面13aとの間をテーパ面に沿う周方向だけでなく斜面方向にも移動可能に配置した。さらに、リテーナ12を内輪11と外輪13との間に介装されたテーパ状の二重構造とし、この二重構造のリテーナ12のうち内リテーナ14には回転軸に対して斜めに第1の溝14aを形成し、外リテーナ15には第1の溝14aに交叉する第2の溝15aを形成し、これら第1の溝14aと第2の溝15aとが交叉した部分にボール3をひとつずつ配置し、内リテーナ14に対して外リテーナ15を回転させることによってボール3をテーパ面に沿う斜面方向に移動可能とした。
請求項(抜粋):
転がり軸受の内輪に対して一体に回転するように入力軸が固定され、球状の転動体を保持して該転動体の公転に伴って内輪と同じ回転軸まわりを回転するリテーナに対して一体に回転するように出力軸が固定された減速機であって、内輪の外周面がテーパ状に形成されるとともに外輪の内周面が内輪の外周面に沿うテーパ状に形成され、転動体がこれら内輪の外周面と外輪の内周面との間をテーパ面に沿う周方向だけでなく斜面方向にも移動可能に配置され、リテーナは内輪と外輪との間に介装されたテーパ状の二重構造を有し、この二重構造のリテーナのうち出力軸に固定された内リテーナに回転軸に対して斜めに第1の溝が形成され、該内リテーナの周囲を回転軸まわりに回転可能に装着された外リテーナには第1の溝に交叉する第2の溝が同様に形成され、これら第1の溝と第2の溝とが交叉した部分に転動体がひとつずつ配置され、内リテーナに対して外リテーナを回転させることによって転動体をテーパ面に沿う斜面方向に移動可能であることを特徴とする変速機構付き減速機。

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