特許
J-GLOBAL ID:200903080660517749

切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-107089
公開番号(公開出願番号):特開平6-315810
出願日: 1993年05月07日
公開日(公表日): 1994年11月15日
要約:
【要約】【構成】 略円錐状の工具本体1の母線方向に沿って凹溝11が形成され、切刃チップ5Aを備えたスライダー16が摺動自在に装着されている。凹溝11の壁面11a,11bとスライダー16との間には、凹溝11の底面11c側に向かうに従い互いに離間する傾斜した内側面12a,13aを備えたクサビ状のスペーサー12,13が着脱自在に介装され、スライダー16の両側面16a,16bは、これら内側面12a,13aに密着可能な傾斜面とされている。またスペーサー13と凹溝11の底面11cとの間には、スペーサー13の押し込み位置を規定する調整部材15が介装されている。【効果】 切削負荷等による摩耗や変形はスペーサー12,13等に生じることとなり、これらの部材を交換することにより、容易にスライダー16の取付精度等を回復して加工精度を維持することができる。
請求項(抜粋):
軸線回りに回転される略円錐状の工具本体に、この円錐の母線に沿って凹溝が形成され、この凹溝内には切刃チップを備えたスライダーが該凹溝に沿って摺動自在に装着されるとともに、上記工具本体の内部には、該工具本体と一体に回転可能、かつ上記軸線に沿って進退自在とされて、上記スライダーに係合して該スライダーを摺動せしめるカップリング部材が装入されて成る切削工具であって、上記凹溝の互いに対向する一対の壁面と上記スライダーとの間には、上記凹溝の底面側に押し込まれることによって上記スライダーを押圧するクサビ状の一対のスペーサーがそれぞれ着脱自在に介装されていて、これらのスペーサーの互いに対向する内側面は上記凹溝の底面側に向かうに従い離間する傾斜面とされるとともに、これらの内側面に対向する上記スライダーの両側面も、上記凹溝の底面側に向かうに従い離間する傾斜面とされて上記内側面に密着可能とされていることを特徴とする切削工具。

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