特許
J-GLOBAL ID:200903080691578614

トレーラブレーキ制御装置および制御方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-024634
公開番号(公開出願番号):特開平5-085330
出願日: 1992年01月14日
公開日(公表日): 1993年04月06日
要約:
【要約】【目的】 トレーラの揺れ状態の開始を検出して、防止し、あるいは、最小限に抑え、該状態からの回復を可能にならしめるトレーラ・ブレーキ制御装置/方法を提供すること。【構成】 本発明のブレーキ制御システム/方法は、連結角度(AA)とその時間導関数(dAA/dt)の両方または一方を表す値、車両の動的回転曲率半径(DTRC)または操舵角(SA)と、その時間導関数の両方または一方を表す値を検知するか、あるいは、計算し、これに処理を施して、トレーラ・ブレーキによって誘発される初期のトレーラの揺れ事象を表す状態を検知して、連結車両(10)においてトレーラ・ブレーキによって誘発されるトレーラの揺れを防止し、あるいは、抑止して、最小限にとどめる。
請求項(抜粋):
トラクタに対してトレーラを旋回可能にするピボット軸(176)をなす連結部(34/176)において接続された、トラクタ(12)及びトレーラ(14)から構成され、その連結角度(AA)が、前記ピボット軸(200)を通るトラクタの縦方向に延びる軸線と、前記ピボット軸(202)を通るトレーラの縦方向に延びる軸線との夾角として定められ、前記トラクタ(12)は1対の操向可能なホイール(148、150)を含んでおり、操舵角(SA)が、前記操向可能なホイールの回転軸に垂直な線(234)と前記トラクタの縦方向に延びる軸(200)に対して平行な線(236)との夾角によって定められるようになっており、トラクタ・ブレーキ装置、トレーラ・ブレーキ装置、車両の制動に対する操縦者の要求量を表す要求入力信号を加えるためのドライバ操作によるブレーキ作用力要求装置(76/78)、及び、少なくとも1つの動作モードで応答し、トレーラ・ブレーキ装置に前記要求入力信号の大きさにほぼ比例した作用力を加えるトレーラ・ブレーキ制御手段(174)が設けられているタイプの連結車両に対するトレーラ揺れ防止式ブレーキ制御方法において、少なくとも連結角度(AA)の1つを表した値と、連結角度の時間導関数(dAA/dt)を求めて(170/172)、それを表す少なくとも1つの連結入力信号を発生し、少なくとも1つのトラクタ回転曲率半径を表す値と、トラクタ回転曲率半径の時間導関数を求め、少なくとも1つのトラクタ回転曲率半径を表す値と、トラクタ回転曲率半径の時間導関数の関数として少なくとも1つの基準値(REF1 ,REF2 )を求め、前記入力信号及び前記求められた値(70)を受信し、所定の論理ルールに従ってこれに処理を施し、トレーラ・ブレーキによって誘発される初期における揺れ事象の少なくとも1つを表した状態の存在を検出する、各ステップを含むことを特徴とするブレーキ制御方法。

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