特許
J-GLOBAL ID:200903080695819764

無線通信システム及び無線通信方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 志賀 正武 ,  村山 靖彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-033739
公開番号(公開出願番号):特開2007-214975
出願日: 2006年02月10日
公開日(公表日): 2007年08月23日
要約:
【課題】MIMO通信の運用中において演算量の増大なしに信号検出処理を行うことのできる無線通信システムを提供する。【解決手段】MIMO通信において送信指向性制御を伴う方式を採用することで、256QAMなどの変調多値数が高い変調方式を混在させて通信を行う場合であっても、変調多値数の多い信号系列の信号を送信信号ベクトルの上段の行に配置した簡易型MLD方式を用いることで、MLD方式からの特性の劣化を抑えながら、演算量の増大なしに信号検出処理を行う備える。【選択図】図2
請求項(抜粋):
第1無線局装置と第2無線局装置により構成され、前記第1無線局装置は複数本のアンテナで構成される第1アンテナ群を備え、前記第2無線局装置は複数本のアンテナで構成される第2アンテナ群を備え、前記第1無線局装置の前記第1アンテナ群および前記第2無線局装置の前記第2アンテナ群により構成されるMIMO(Multiple Input Multiple Output)チャネルを介して複数の信号系統を同一周波数チャネルおよび同一時刻に空間多重してMIMO通信する無線通信システムであって、 前記第2無線局装置は、 前記第1アンテナ群または該アンテナ群のアレー合成により構成される仮想アンテナ群と前記第2アンテナ群の間のMIMOチャネルの各伝達関数行列を取得する手段と、 空間多重された信号系列の個別の変調多値数を判断する手段と、 前記伝達関数行列において、複数の信号系列の信号により構成される送信信号ベクトルの各要素の並びが上段の行に対応した信号ほど変調多値数が高くなるように行列の要素を並べ替える手段と、 該並べ替えを施した伝達関数行列すなわち変換伝達関数行列に対しQR分解を行う手段と、 各受信アンテナで受信された信号を要素とする受信信号ベクトルに対し、前記QR分解におけるユニタリ行列Qのエルミート共役な行列QHを乗算し変換受信信号ベクトルを算出する手段と、 当該変換受信信号ベクトルと前記QR分解における上三角行列Rと送信信号ベクトルとで表される複数の方程式のうちの最下段の行に関する方程式を解く手段と、 該方程式の解として得られた送信点の近傍で実際に送信信号として取りうる値を所定の数だけ送信信号点候補として選択する手段と、 その選択された送信信号点候補を用い、複数の方程式のうちの下から2段目の行に関する方程式を解く手段と、 該方程式の解として得られた送信点の近傍で実際に送信信号として取りうる値を所定の数だけ送信信号点候補として選択する手段と、 同様の処理を下段から上段方向に順番に実施し、最終的に、複数の方程式のうちの最上段の行に関する方程式を解く手段と、 該方程式の解として得られた送信点の近傍で実際に送信信号として取りうる値を所定の数だけ送信信号点候補として選択する手段と、 前記選択した複数の送信信号点候補の組み合わせに関し、送信信号ベクトルに対する推定受信信号ベクトルと実際の受信信号の間の幾何学的距離または該幾何学的距離と比例関係にある物理量またはその近似値のいずれかを算出する手段と、 該算出値を最小にする送信信号ベクトルを選択する手段と、 その選択した送信信号ベクトルに対し、前記並べ替えの逆の並べ替え処理を行う手段と、 その並び替え処理により得られた送信信号ベクトルの全てないしはその一部を抜き出した情報を合成しデータを再生し出力する手段と、 を備えることを特徴とする無線通信システム。
IPC (4件):
H04J 15/00 ,  H04B 7/26 ,  H04B 7/04 ,  H04B 7/08
FI (5件):
H04J15/00 ,  H04B7/26 B ,  H04B7/26 D ,  H04B7/04 ,  H04B7/08 D
Fターム (11件):
5K022FF00 ,  5K059CC01 ,  5K059CC03 ,  5K059DD31 ,  5K067CC01 ,  5K067CC24 ,  5K067EE02 ,  5K067EE10 ,  5K067EE22 ,  5K067HH21 ,  5K067KK03
引用特許:
出願人引用 (8件)
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