特許
J-GLOBAL ID:200903080720070749

内燃機関の燃料噴射量制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-126289
公開番号(公開出願番号):特開平6-336938
出願日: 1993年05月27日
公開日(公表日): 1994年12月06日
要約:
【要約】【目的】過渡運転時に、EGR装置等の作動遅れや、同装置を含む吸気系、吸気量検出手段等の固体差や経時変化に対処して燃料噴射量を精度良く補正する。【構成】アクセル開度変化分ΔACCPの小さい定常運転時に、エアフローメータで検出される吸気量VSと予測吸気量VSPとの偏差より運転状態に応じた学習吸気量偏差ΔVSGを学習する。そして、アクセル開度変化分ΔACCPの大きい過渡運転時には、学習吸気量偏差ΔVSGと予測吸気量VSPとの和から学習吸気量VSGを求め、その学習吸気量VSGに対する実際の吸気量VSの比に基づいて目標噴射量Qを補正することにより、最終噴射量QFINを設定する。従って、過渡運転時にEGR装置等の作動遅れに起因して吸気遅れが生じた場合には、その吸気遅れを反映して学習吸気量VSGに対する吸気量VSの比が求められ、その比に応じて目標噴射量Qが補正されて燃料噴射量が適正化される。
請求項(抜粋):
内燃機関へ燃料を噴射供給するための燃料噴射手段と、前記内燃機関の吸気系に設けられ、その吸気系を通じて前記内燃機関に供給されるべき実質空気量を調整するための実質空気量調整手段と、前記内燃機関の運転状態を検出するための運転状態検出手段と、前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記内燃機関に供給されるべき基本噴射量を演算するための基本噴射量演算手段と、前記基本噴射量演算手段の演算結果に基づき、前記燃料噴射手段を駆動制御するための噴射量制御手段と、前記吸気系に外部から取り込まれる吸気量を検出するための吸気量検出手段と、前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記内燃機関の定常運転時と判断したときに、前記吸気量検出手段により検出される前記吸気量をそのときの運転状態に応じて学習するための吸気量学習手段と、前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記内燃機関の過渡運転時と判断したときに、前記内燃機関に供給されるべき前記実質空気量を増大させるために前記実質空気量調整手段の駆動を切り換え制御するための実質空気量制御手段と、前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記内燃機関の過渡運転時と判断したときに、前記吸気量学習手段により学習された学習吸気量に対する前記吸気量検出手段により検出される前記吸気量の偏差を演算するための吸気量偏差演算手段と、前記吸気量偏差演算手段の演算結果に基づき、前記過渡運転時に前記基本噴射量演算手段により演算される前記基本噴射量を補正するための噴射量補正手段とを備えたことを特徴とする内燃機関の燃料噴射量制御装置。
IPC (5件):
F02D 41/04 330 ,  F02D 41/04 ,  F02D 41/02 330 ,  F02D 45/00 340 ,  F02M 25/07 570
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平2-301645
  • 特開平2-191850
  • 特開平4-255546
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