特許
J-GLOBAL ID:200903080736934859

外部制御式ファン・カップリング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良輝
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-196654
公開番号(公開出願番号):特開2002-013556
出願日: 2000年06月29日
公開日(公表日): 2002年01月18日
要約:
【要約】【課題】 各種の動作条件に応じて油量を高精度で調整して任意にかつ的確にファンの回転を制御することができ、また各種の状況下における“つれ廻り”現象を防止してファン騒音を低減でき、さらに燃費を向上できる外部制御式ファン・カップリング装置の提供。【解決手段】 トルク伝達室内に供給された油により駆動トルクを被駆動側に伝達するようにしたファン・カップリング装置において、駆動ディスクを固着した回転軸に支承された密封器匣の内部を、仕切板により主油溜り室と駆動ディスクを内装するトルク伝達室とに区劃するとともに、前記主油溜り室の近傍に設けた副油溜り室とトルク伝達室とを連通し、主油溜り室と副油溜り室との間に設けた油の供給調整孔を開閉する弁部材を、永久磁石を使用した無励磁式電磁石により作動させて油の供給調整孔を開閉制御する仕組みとなしたことを特徴とする。
請求項(抜粋):
先端に駆動ディスクを固着した回転軸体上に、軸受を介して支承されたケースと該ケースに取着されたカバーとからなる密封器匣の内部を仕切板により主油溜り室と、前記駆動ディスクを内装するトルク伝達室とに区劃するとともに、前記主油溜り室の近傍に副油溜り室を設け、該副油溜り室とトルク伝達室とを前記仕切板に設けた流通孔を介して連通し、かつ主油溜り室と副油溜り室との間に油の供給調整孔を設け、この油供給調整孔を開閉する弁部材を主油溜り室内に備え、回転時の油の集溜する駆動ディスクの外周壁に対向する密封器匣の内周壁面の一部にダムと、これに連なってトルク伝達室側より主油溜り室に通ずる循環排出路を有し、駆動側と被駆動側とのなすトルク伝達間隙部での油の有効接触面積を増減させて駆動側から被駆動側への回転トルク伝達を制御するようにしてなるファン・カップリング装置において、前記密封器匣の主油溜り室側に永久磁石を使用した無励磁式電磁石を前記回転軸体に軸受を介して支持し、該電磁石により前記弁部材を作動させて油の供給調整孔を開閉制御する仕組みとなしたことを特徴とする外部制御式ファン・カップリング装置。
IPC (2件):
F16D 35/02 ,  F01P 7/08
FI (2件):
F01P 7/08 F ,  F16D 35/00 611 J

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