特許
J-GLOBAL ID:200903080748663745

更生タイヤの判別方法及び更生タイヤの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 淳 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-056471
公開番号(公開出願番号):特開平9-239866
出願日: 1996年03月13日
公開日(公表日): 1997年09月16日
要約:
【要約】【課題】 タイヤの測定作業時間を短縮すると共に、使用済みタイヤを有効活用できる更生タイヤの判別方法及び更生タイヤの製造方法を提供すること。【解決手段】 使用済みタイヤ1のトレッド10をバフする前に、非接触センサー40,50A,50Bによりトレッド10の表面とサイドウォール部7,7aを測定する。トレッド10の表面は、タイヤ周方向に複数に分割し、タイヤ回転中心から分割した範囲の表面までの寸法のなかの最小寸法を溝底値として、平均の溝底値を2倍することで、溝底の真の外径を得る。溝底の真の外径に基づいてバフ調整面6の外径寸度Dを算出し、サイドウォール部7,7aの外面変位の測定値から最大幅W3 の寸度を算出し、使用済みタイヤ10から得られる台タイヤ9を使用して金型の前記寸度に対応するそれぞれの基準寸度とを比較し、この使用済みタイヤ1が金型による加硫成型に適しているかどうかを判断する。
請求項(抜粋):
ベルト層を有する使用済みタイヤのトレッド部をバフ掛けして調整した台タイヤのバフ面に、未加硫ゴムのトレッドを貼り付けた後に金型で加硫成形し更生タイヤを製造するにあたり、使用済みタイヤのトレッド部をバフする前に、あらかじめ非接触センサーを用いて少なくともトレッド溝底部の外径とサイドウォール部外面のタイヤ最大幅とを測定し、金型への適用可能性を判断する更生タイヤの判別方法であって、使用済みタイヤの周上をタイヤ周方向に少なくとも10以上に分割し、分割した範囲のタイヤ表面のタイヤ回転中心からの最小寸法を溝底値と見なし、全ての範囲の前記溝底値を基にして得られた平均の溝底値を2倍して得られた値をトレッド溝底部の真の外径とし、前記トレッド溝底部の真の外径から前記ベルト層の最外層ベルト上面の外径寸度及びバフ調整面の外径寸度を算出し、前記最外層ベルト上面の外径寸度及び前記サイドウォール部外面のタイヤ最大幅寸度と、この使用済みタイヤから得られる台タイヤを使用して加硫成形すべき金型の前記寸度に対応するそれぞれの基準寸法とを比較することにより、この使用済みタイヤが金型による加硫成形に適しているかどうかを判定することを特徴とする更生タイヤの判別方法。
IPC (2件):
B29D 30/58 ,  G01B 21/10
FI (2件):
B29D 30/58 ,  G01B 21/10

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