特許
J-GLOBAL ID:200903080752770602

新規なβ-マンナナーゼとその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 越場 隆
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-290518
公開番号(公開出願番号):特開平8-051975
出願日: 1991年10月09日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】【目的】 新規なβ-マンナナーゼとその製造方法。【構成】 微工研菌寄第8856号で寄託されたβ-マンナナーゼ生産能を有する生育の至適pHをアルカリ性に有するバチルス属に属する微生物を培養してβ-マンナナーゼを培養液中に生成・蓄積させ、この培養液からβ-マンナナーゼを採取する。【効果】 β-D-マンナンを加水分解して分解生成物を有効利用したり、β-D-マンナン自体を糊料等として使用した後に分解・除去するのに有用なβ-マンナナーゼを効率良く生産することができ、しかもこの酵素はpH安定性、高温安定性等において優れているので、酵素の工業的な大規模利用が可能。
請求項(抜粋):
下記理化学的性質を有するβ-マンナナーゼ:(イ)作用:マンナン、グルコマンナン、ガラクトマンナン、ガラクトグルコマンナンのβ-1,4-D-マンノピラノシド結合を非特異的に加水分解し、マンノオリゴ糖を生成する(ロ)基質特異性:β-マンナンに特異的に作用し、α-マンナンに作用せず、β-1,4-D-マンノテトラオース以上の分子量をもつマンノオリゴ糖に作用し、これを加水分解する(ハ)至適pHおよび安定pH範囲:至適pHは8〜10であり、60°C、30分間の加熱条件下ではpH6〜10の範囲内で安定である(ニ)温度に対する安定性:pH 8.0、30分間の加熱条件下では65°Cまで安定である(ホ)作用適温の範囲: 65°C近傍に至適作用温度を有する(ヘ)失活条件:60°C、30分間の処理条件では pH 5.0 および12.5で完全に失活し、またpH8.0 、30分間の処理では80°Cで完全に失活する(ト)阻害および活性化:塩化第二水銀、硝酸銀、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 尿素、ドデシル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナトリウムにより阻害を受ける(チ)クロマトフォーカシング法による等電点: 5.0 〜5.4(リ)SDS-ポリアクリルアミド電気泳動法による分子量:43,000±3,000 および 57,000±3,000 。
IPC (3件):
C12N 9/42 ,  C12N 1/20 ,  C12R 1:07

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