特許

J-GLOBAL ID：200903080754416105

制電性ポリウレタン弾性繊維およびその製造用原材料

発明者： 柴野 道宏 ,  水弘 洋司 ,  山中 成介
出願人/特許権者： 松本油脂製薬株式会社
代理人 (1件)： 大島 正孝
公報種別：再公表公報
出願番号（国際出願番号）：JP1999000029
公開番号（公開出願番号）：WO1999-035314
出願日： 1999年01月08日
公開日（公表日）： 1999年07月15日
要約：

【要約】炭化水素のスルホン酸金属塩、炭化水素の硫酸金属塩や炭化水素のリン酸金属塩は製造工程で無機塩が生成する。この無機塩を含有したままでポリウレタン繊維製造用ポリマーに制電成分として添加すると、紡糸時にこの無機塩のために糸切れやパックづまりを生じる。また、制電成分は吸湿性が高く水を微量に含んでいる。このような制電成分をポリウレタンの重合時に添加すると、アルコール分や水分がイソシアネートと反応し、重合度の低下やオリゴマーの生成を生じてしまい、このポリウレタンを紡糸しても伸度や強度が低下する。本発明のポリウレタン弾性繊維用原材料は、上記の如き制電成分の少なくとも1種5〜95重量%をイソシアナートを含有しない弾性繊維製造原料95〜5重量%に混合して、上記の如き不都合を解決する。

請求項（抜粋）：

炭素数8〜30の炭化水素のスルホン酸塩、炭素数8〜30の炭化水素の硫酸塩および炭素数8〜50の炭化水素のリン酸塩よりなる群から選ばれる少なくとも1種の塩5〜95重量部並びに 有機イソシアナート以外のポリウレタン弾性繊維製造用原料95〜5重量部(但し両者の合計を100重量部とする)の混合物からなる制電性ポリウレタン弾性繊維製造用原材料。

IPC (3件)：

D01F 6/94 ,  C08L 75/04 ,  D01F 1/09

FI (3件)：

D01F 6/94 A ,  C08L 75/04 ,  D01F 1/09