特許
J-GLOBAL ID:200903080756717269
高靭性パーライト鋼の製造法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-249516
公開番号(公開出願番号):特開平5-171267
出願日: 1991年09月27日
公開日(公表日): 1993年07月09日
要約:
【要約】【目的】 レール鋼などの共析炭素鋼の靭性向上。【構成】 共析炭素量および各種合金を限定添加したB=5〜40ppm(鉄の炭硼化物を析出させる)、N=30〜50ppm含む鋼を溶体化後急冷(窒化物を分解)した後、1000°C前後に加熱(NをAlNとして固定)圧延後、800°Cまで急冷(BNの析出を抑制)し、800〜750°Cを徐冷(鉄の炭硼化物を析出させる)した後、放冷または加速冷却(強度の向上)することを特徴とする高靭性パーライト鋼の製造法。【効果】 鉄の炭硼化物の析出物をパーライトの変態核として作用させ、パーライトのγ粒内変態を促進させる。その結果、パーライトが微細となり、靭性が向上する。鋼中の合金添加量および変態時の加速冷却を併用すると高強度も同時に得られる。これにより高靭性の耐摩耗鋼の製造が可能となった。
請求項(抜粋):
重量%として、C :0.60〜1.00%、Si:0.10〜1.00%、Mn:0.40〜1.50%、Al:0.020%以下、B :0.0005〜0.0040%、N :0.0030〜0.0050%を含有して残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼片を1100〜1200°Cに加熱した後60°C/min以上の速度で600°C以下の温度に冷却する溶体化を施した後、950〜1050°Cの温度に加熱して各種の製品形状に圧延する過程、あるいは圧延を完了するまで、または完了した後における900〜800°Cの温度間を空冷以上の速さで冷却し、続いて800〜750°Cを50°C/min以下の速さで冷却した後、750〜700°Cの温度から放冷または100〜300°C/minで500°C以下まで冷却することを特徴とする高靭性パーライト鋼の製造法。
IPC (3件):
C21D 8/00
, C22C 38/00 301
, C22C 38/54
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