特許
J-GLOBAL ID:200903080795103499

繰り返し曲げ特性に優れる方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 興作
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-355815
公開番号(公開出願番号):特開2004-190053
出願日: 2002年12月06日
公開日(公表日): 2004年07月08日
要約:
【課題】特にSおよびSeを50ppm 以下に低減した場合に問題となる、被膜の均一性並びに密着性の劣化を防止するとともに、製品板における繰り返し曲げ特性の劣化を回避する。【解決手段】Alを100ppm未満、SおよびSeをそれぞれ50ppm 以下に低減した成分組成を有する鋼スラブを、熱間圧延し、必要に応じて熱延板焼鈍を施したのち、1回または中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を施し、次いで脱炭焼鈍を行い、その後MgO を主成分とする焼鈍分離剤を塗布してから、二次再結晶焼鈍および純化焼鈍からなる最終仕上焼鈍を施し、方向性電磁鋼板を製造するに当たり、焼鈍分離剤として、MgO :100 重量部に対してTi酸化物を0.1 〜9.0 重量部含有するものを用いて、最終仕上焼鈍は、900 °C以上1050°C以下の温度域における5時間以上15時間以下の保持を不活性ガスの含有率が50 vol%以上の雰囲気中にて行う、工程を含み、かつこの工程における950 °C以上の温度域に2時間以上10時間以下で滞留させる。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
C:0.08mass%以下、Si:2.0 〜8.0 mass%およびMn:0.005 〜3.0 mass%を含み、かつAlを100ppm未満、SおよびSeをそれぞれ50ppm 以下に低減した成分組成を有する鋼スラブを、熱間圧延し、必要に応じて熱延板焼鈍を施したのち、1回または中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を施し、次いで脱炭焼鈍を行い、その後MgO を主成分とする焼鈍分離剤を塗布し、二次再結晶焼鈍および純化焼鈍からなる最終仕上焼鈍を施し、方向性電磁鋼板を製造するに当たり、焼鈍分離剤として、MgO :100 重量部に対してTi酸化物を0.1 〜9.0 重量部含有するものを用いて、最終仕上焼鈍は、900 °C以上1050°C以下の温度域における5時間以上15時間以下の保持を不活性ガスの含有率が50 vol%以上の雰囲気中にて行う、工程を含み、かつこの工程における950 °C以上の温度域に2時間以上10時間以下で滞留させることを特徴とする繰り返し曲げ特性に優れる方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (2件):
C21D9/46 ,  H01F1/16
FI (2件):
C21D9/46 501B ,  H01F1/16 B
Fターム (8件):
4K033RA04 ,  4K033SA00 ,  4K033SA03 ,  4K033TA02 ,  4K033TA03 ,  5E041AA02 ,  5E041NN01 ,  5E041NN18

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