特許
J-GLOBAL ID:200903080800632527

高強度・高靭性13Crマルテンサイト系ステンレス鋼継目無管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 英一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-303722
公開番号(公開出願番号):特開2003-105441
出願日: 2001年09月28日
公開日(公表日): 2003年04月09日
要約:
【要約】【課題】降伏強さで、95ksi (655MPa) 〜125ksi(861MPa)級の高強度と高靭性を有するマルテンサイト系ステンレス鋼継目無管の製造方法を提案する。【解決手段】13Crマルテンサイト系ステンレス鋼素材を、オーステナイト域に加熱し、穿孔圧延と延伸圧延により素管とする素管製造工程と、該素管に圧延開始温度TRと該熱間仕上圧延の断面減少率RAとの関係が、所望強度に応じた所定の関係式を満足する熱間仕上圧延とし、熱間仕上圧延終了後、室温まで冷却して組織をマルテンサイト組織とするとともに、所望強度に応じた焼戻しパラメータTPを満足する焼戻処理を行う。これにより、95ksi (655MPa) 〜125ksi(861MPa)級の高強度と-40°Cで30J以上の高靭性とを兼ね備えたマルテンサイト系ステンレス鋼継目無管となる。
請求項(抜粋):
質量%で、C:0.15〜0.25%、 Si:1.0 %以下、Mn:0.1 〜1.0 %、 P:0.030 %以下、S:0.0050%以下、 Cr:11.0〜14.0%、Ni:0.50%以下、 V:0.15%以下、N:0.07%以下 Al:0.1 %以下を含有する13Crマルテンサイト系ステンレス鋼素材を、オーステナイト域に加熱し、穿孔圧延と延伸圧延により素管とする素管製造工程と、該素管に熱間仕上圧延を施し所定寸法の製品管とする熱間仕上圧延工程と、該熱間仕上圧延工程後、前記製品管にAc1 変態点以下の温度で焼戻し処理を施す焼戻し処理工程とを、順次施す13Crマルテンサイト系ステンレス鋼継目無管の製造方法において、前記熱間仕上圧延工程における前記熱間仕上圧延を圧延開始温度TRと該熱間仕上圧延の断面減少率RAとの関係が下記(1)式を満足する熱間圧延とし、該熱間仕上圧延終了後、室温まで冷却して前記製品管の組織をマルテンサイト組織とするとともに、前記焼戻し処理を、下記(2)式で定義される焼戻しパラメータTPで18200 〜20200 とする焼戻し処理とすることを特徴とする強度ー靭性バランスに優れた降伏強さ(YS)655MPa級13Crマルテンサイト系ステンレス鋼継目無管の製造方法。記15TR-100 RA-10500 ≦ 0 .........(1)ここで、TR:熱間仕上圧延における素管の圧延開始温度(°C)RA:仕上げ圧延の断面減少率(%)TP=(TT+273 )(20+log t) .........(2)ここで、TP:焼戻しパラメータTT:焼戻し温度(°C)t :焼戻保持時間(h)
IPC (3件):
C21D 8/10 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/46
FI (3件):
C21D 8/10 D ,  C22C 38/00 302 Z ,  C22C 38/46
Fターム (12件):
4K032AA01 ,  4K032AA05 ,  4K032AA13 ,  4K032AA16 ,  4K032AA21 ,  4K032AA23 ,  4K032AA27 ,  4K032AA29 ,  4K032AA31 ,  4K032AA36 ,  4K032BA03 ,  4K032CF02

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