特許
J-GLOBAL ID:200903080835371831

自動車用衝突防止レーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-176986
公開番号(公開出願番号):特開2000-009833
出願日: 1998年06月24日
公開日(公表日): 2000年01月14日
要約:
【要約】【課題】 自動車用衝突防止レーダ装置において、自車両からの相対位置、相対速度が異なり、かつ時間的に絶えず変動する複数の障害物を同時に捕捉、追尾して、これらの相対距離及び相対速度を計測するために膨大な時間がかかることや、受信ダイナミックレンジの不足、ハードウエア規模が大きくなるなどの問題があった。【解決手段】 計測範囲内全域をサーチする相関処理部と、個別に複数の遠近の障害物や目標車両を同時にかつ独立に同期捕捉、追尾を行う複数系統の相関処理部とでマスター/スレーブの複数目標検出アルゴリズムを構成する。各相関処理部は目標追尾に十分な検出確率が得られるように、個別にチップレート制御、および送受信電力制御を行う。
請求項(抜粋):
スペクトラム拡散方式を用いた自動車用衝突防止レーダ装置において、レーダ電波を送受信するアンテナと、所定の疑似ランダム信号を発生するPN符号発生部と、発生されたPN系列符号により、所定のキャリア信号をスペクトラム拡散変調して送信信号を生成し、アンテナヘ出力する送信部と、アンテナで受信したされた信号を入力し、その受信信号を周波数ダウンコンバートおよびアナログ-ディジタル変換し、所定の周波数領域の受信ディジタルIF信号を得るRF受信部と、RF受信部で得られた受信ディジタル信号に含まれる複数障害物でそれぞれ反射された電波に対応して受信されたPN系列符昔を障害物ごとに分離し、かつこれを送信されたPN系列符号との相関演算によりその信号に含まれる当該キャリア信号成分を取り除いて出力し、逆スペクトラム拡散により復調出力を得ることで、複数障害物でそれぞれ受信されたPN系列符号と送信されたPN系列符号との位相差をそれぞれ求める手段を少なくとも複数系統もち、このうち少なくとも1系統は前記自動車用衝突防止レーダ装置の覆域のすべての捜索範囲内の複数障害物を所定の周期で捜索する捜索相関処理手段と、前記捜索相関処理手段の相関演算結果により取得した各障害物の復調出力を個別に捜索・追尾処理を行う追尾相関処理手段を少なくとも複数系統持つ相関処理部と、上記相関演算結果を各障害物ごとに積分出力、サンプルホールドし、それぞれの値を所定の閾値でもって同期捕捉判定を行う手段を少なくとも複数系統備える同期捕捉手段と、相関処理部および同期捕捉手段で求められた複数個の位相差のそれぞれに対応する受信された各PN系列符号の遅延時間量をそれぞれ得て、各遅延時間量に基づいて、これらの電波を反射した各障害物までの距離をそれぞれ算出する距離算出手段と、複数の障害物のそれぞれで反射された電波に対応して得られる受信信号における前記キャリア周波数、前記PN符号発生部で用いられるPN符号クロック周波数及び前記PN符号系列繰り返し周波数のうちいずれか1つの周波数における相対速度変化に伴うドップラシフトに対応する周波数偏移量をそれぞれ計測し、計測されたドップラ量を入力し、そのドップラ量に対応する各障害物の相対速度を求める複数のドップラ計測手段とを有することを特徴とした自動車用衝突防止レーダ装置。
IPC (5件):
G01S 13/50 ,  G01S 7/285 ,  G01S 7/32 ,  G01S 13/28 ,  G01S 13/93
FI (5件):
G01S 13/50 A ,  G01S 7/285 A ,  G01S 7/32 F ,  G01S 13/28 B ,  G01S 13/93 Z
Fターム (11件):
5J070AB10 ,  5J070AB17 ,  5J070AC04 ,  5J070AC06 ,  5J070AF03 ,  5J070AH04 ,  5J070AH25 ,  5J070AH31 ,  5J070AH40 ,  5J070BF02 ,  5J070BF03

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