特許
J-GLOBAL ID:200903080862151312

鉄道車両の積空切換弁装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-260840
公開番号(公開出願番号):特開平6-191406
出願日: 1993年10月19日
公開日(公表日): 1994年07月12日
要約:
【要約】【目的】 一体的なプロポーショニングバルブ及び逃し逆止弁構造を提供することにより、現存の鉄道車両に課せられた空間上の制約条件を満たすような大きさの一体的な積空切換弁装置を提供する。【構成】 積空切換弁装置1は、プロポーショニングバルブ41を有し、それを介して車両制御弁3がブレーキシリンダ圧力を供給する。同バルブ41は、等しい対向受圧領域を有するバランスピストンと、逃し逆止弁62とを備え、バランスピストンの一方の受圧領域は、全ての荷重条件下でブレーキシリンダに供給される空気圧力を受け、反対側の受圧領域は、車両が「空載」状態か又は「積載」状態かに依存し加圧又は減圧され、それにより、非プロポーショニング動作モード又はプロポーショニング動作モードのブレーキ制御が実現される。
請求項(抜粋):
鉄道車両のばね上及びばね下部材の一方に取り付け可能であって、制動中、鉄道車両の積載状態に従いブレーキシリンダ圧力を調節するために鉄道車両の制御弁装置とブレーキシリンダ装置との間に操作可能に配設された積空切換弁装置であって、a) 前記制御弁装置に接続された入口通路及び前記ブレーキシリンダ装置に接続された出口通路と、b) 前記積空切換弁装置の空載設定及び積載設定を行うための荷重検知手段であって、(i) 引込み位置から前記ばね上及びばね下部材の他方と係合するように運動可能な検知腕と、(ii) 該検知腕に接続されて同検知腕を前記引込み位置に向かい強制する戻しばねと、(iii) 前記検知腕に接続されて、前記制動中、前記入口通路において有効な圧力下にある流体を受け、前記検知腕を、前記引込み位置から、前記戻しばねに抗し前記ばね上及びばね下部材の前記他方と係合するように運動せしめるように強制する作動ピストンと、を含む前記荷重検知手段と、c) プロポーショニング動作モード及び非プロポーショニング動作モードを有するプロポーショニングバルブ手段であって、(i) 前記入口通路と前記出口通路との間に設けられた固定弁座と、(ii) 前記固定弁座と前記出口通路との間にある弁要素と、(iii) 等しい対向受圧領域を有し、一方の受圧領域は、前記入口通路に作用する圧力下の流体を受けるバランスピストンと、(iv) 前記弁要素を前記バランスピストンに接続する逃し逆止弁と、を備える前記プロポーショニングバルブ手段と、d) 前記積空切換弁装置が前記積載設定の状態にある場合に前記バランスピストンの前記受圧領域の内の他方に前記入口通路において有効な圧力下の流体を供給し、前記積空切換弁装置が前記空載設定の状態にある場合に前記バランスピストンの他方の受圧領域から圧力下の流体を逃がして、前記バランスピストンを横切り前記弁要素と前記固定弁座とが係合する方向の差力を発生し、以て、前記プロポーショニング動作モードを有効にするように前記作動ピストンが接続されて前記バランスピストンに隣接し配設された積空弁手段とを含み、e) 前記逃し逆止弁は、(i) 前記バランスピストンに接続されて、該バランスピストンと軸方向に離間した関係で可動弁座を含む逃し弁部材を備え、(ii) 前記弁要素は、前記バランスピストンと前記可動弁座との間の空間に配置され、前記可動弁座は、前記弁要素が前記プロポーショニング動作モードにおいて前記固定弁座と係合した時に前記弁要素と係合するようになっており、前記積空弁手段は、前記検知腕の前記引込み位置の運動中前記バランスピストンと係合して、前記可動弁座を前記弁要素から離脱すると共に、前記弁要素を前記固定弁座と係合するように作用する、積空切換弁装置。
IPC (3件):
B61H 13/30 ,  B60T 15/18 ,  B60T 17/12

前のページに戻る