特許
J-GLOBAL ID:200903080889369506

車両用暖房装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 強
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-337437
公開番号(公開出願番号):特開平7-186700
出願日: 1993年12月28日
公開日(公表日): 1995年07月25日
要約:
【要約】【目的】 保温タンク内に貯留された冷却水の熱エネルギを利用した即効暖房運転および即効暖機運転を効率良く実施できるようにする。【構成】 第1の冷却水経路は、エンジン2のウォータジャケット6からヒータコア14を経由して戻る経路および保温タンク27を経由して戻る経路からなり、即効暖機運転に用いる第2の冷却水経路は、ウォータジャケット6から保温タンク27のみを経由して戻る経路からなり、即効暖房運転に用いる第3の冷却水経路は、保温タンク27からヒータコア14を経由して戻る経路からなる。保温タンク27部分にはタンク用電磁弁26が設けられ、タンクバイパス冷却水経路29に迂回可能に構成されている。即効暖機運転や即効暖房運転時に保温タンク27内の高温の冷却水がなくなったことを水温センサ34が検出すると、タンクバイパス冷却水経路29を有効化させて高温の冷却水のみを循環させるようにしてその熱エネルギを有効に利用して効率良く迅速に暖機,暖房を行う。
請求項(抜粋):
車両に搭載された水冷式のエンジンと、車室内に向かって空気を送るための通風ダクトと、この通風ダクトを通過する空気と前記エンジンの冷却水との間で熱交換を行なわせる熱交換器と、冷却水を一時的に貯留する保温タンクと、前記エンジン用の冷却水を前記熱交換器および前記保温タンクを通じて循環させる第1の冷却水経路と、前記エンジン用の冷却水を前記保温タンクを通じて循環させる第2の冷却水経路と、前記保温タンクから流出する冷却水を前記熱交換器を通じて循環させる第3の冷却水経路と、前記保温タンクを迂回するように冷却水を流通させるタンクバイパス冷却水経路と、前記第1,第2および第3の冷却水経路の分岐部分に設けられ、それらの冷却水経路を選択的に切換える冷却水経路切換弁装置と、前記タンクバイパス冷却水経路を選択的に有効化するタンク切換弁装置と、このタンク切換弁装置を必要に応じて駆動することにより、前記保温タンクに冷却水を貯留する貯水運転および前記保温タンク内に貯留されている冷却水を前記エンジンあるいは前記熱交換器に循環させてその冷却水の熱エネルギを利用した即効運転を選択的に実行可能な制御手段とを具備したことを特徴とする車両用暖房装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平2-120120
  • 特開平3-007614
  • 特開昭57-114712

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