特許
J-GLOBAL ID:200903080898859257

双眼鏡

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐野 静夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-289970
公開番号(公開出願番号):特開平9-133874
出願日: 1995年11月08日
公開日(公表日): 1997年05月20日
要約:
【要約】【課題】 近距離を見るとき眼に対する疲労をなくするため輻輳角の補正を行う双眼鏡において、その補正を完全に行うと近接物体に対して輻輳角が0となって違和感を与えるという問題を解決する。【解決手段】 対物光学系1・2、正立プリズム系3・4及び接眼光学系5・6からなる光学系7・8を2組有する。近距離に対して、ピント軸13を回転させると、対物光学系1・2がピント軸13方向に移動してフォーカシングするとともに、光軸29・30に対してガイド棒37・38及び補助棒35・36を介して平行偏心して間隔が狭くなり、近距離での輻輳角が補正される。その際、輻輳角を完全に補正しないで、或る所定量の輻輳角を残した状態にすることにより、眼に負担とならない程度の弱い輻輳がつくため自然な見え方になり、使用者に違和感を与えない。特に遠方から近距離に見る対象を変えたときに、左右の像が融合しないという問題が無くなる。
請求項(抜粋):
対物光学系、正立プリズム系及び接眼光学系からなる光学系を2組有する双眼鏡において、物体距離に応じてフォーカシングを行うためのフォーカシング機構と、該フォーカシング機構と連動して有限距離の物体での輻輳角を補正する輻輳角補正手段を備え、該輻輳角補正手段は輻輳角を完全に補正しないで、或る所定量の輻輳角を残した状態にするようにしてあることを特徴とする双眼鏡。

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