特許
J-GLOBAL ID:200903080918383874

生物学的に活性な物質を細胞に送達する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-516980
公開番号(公開出願番号):特表平9-510433
出願日: 1994年12月15日
公開日(公表日): 1997年10月21日
要約:
【要約】生物学的に活性な物質を細胞に伝達する方法を提供する。この方法は、伝達すべき物質を、細胞との融合に際して細胞を溶解させない少ラメラ非リン脂質キャリアー小胞に封入し、そのキャリアー小胞を細胞に最も近い位置に送達し、そのキャリアー小胞の非リン脂質二重層をその細胞の膜と融合させて、封入した物質をその細胞中に拡散させることを含む。この方法を用いて、様々な生物学的に活性な物質を、イン・ビトロ又はイン・ビボで細胞に伝達することができる。この方法は、生物学的に活性な物質を、直接、細胞の細胞質に伝達するための手段を提供する。細胞との融合に際して、非リン脂質小胞の二重層と結合した物質は、細胞の外膜中に取り込まれる。従って、二重層に結合した物質を細胞に伝達する方法をも提供する。
請求項(抜粋):
下記の工程を含む、生物学的に活性な物質を細胞に伝達する方法: (a) 該生物学的に活性な物質を封入する約2〜10の脂質二重層を有するキャリアー小胞を形成し、該キャリアー小胞は、非リン脂質物質を該二重層における一次構造脂質として有する少ラメラ脂質小胞であり、該非リン脂質物質は、下記式を有するポリオキシエチレン脂肪エーテルからなる郡より選択し: R-CO(C2H4O)nH(式中、nは2〜4に及び、Rは、セチルアルコール、ステアリルアルコール及びオレオイルアルコール又はこれらの誘導体からなる郡より選択する炭化水素鎖である)、 (b) 該生物学的に活性な物質を含む該キャリアー小胞を該細胞に最も近い位置に送達し、 (c) 該キャリアー小胞の該脂質二重層と該細胞の膜とを融合させ、そして (d) 該生物学的に活性な物質を該細胞中に拡散させる。
IPC (6件):
A61K 9/127 ,  A61K 38/00 ADY ,  A61K 38/43 ABD ,  A61K 39/395 ACC ,  A61K 47/10 ,  A61K 48/00 ADU
FI (6件):
A61K 9/127 F ,  A61K 39/395 ACC A ,  A61K 47/10 D ,  A61K 48/00 ADU ,  A61K 37/02 ADY ,  A61K 37/48 ABD

前のページに戻る