特許
J-GLOBAL ID:200903080940872757

蒸発燃料処理システムの異常診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 恩田 博宣 ,  恩田 博宣 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-352076
公開番号(公開出願番号):特開2001-165006
出願日: 1999年12月10日
公開日(公表日): 2001年06月19日
要約:
【要約】【課題】バイパス弁の異常診断に際しブリーザ通路に設けられたブリーザ弁が開弁することによりバイパス弁が開固着していると誤診断されるのを防止する。【解決手段】電子制御装置20は、バイパス弁91が閉駆動されているときに、パージ量と燃料タンク30の内圧とが相関を有して変化しているか否かを判定する。更に、電子制御装置20は、燃料タンク30とキャニスタ40とを接続するブリーザ通路34に設けられたブリーザ弁50が開弁しているか否かを判定する。そして、電子制御装置20は、パージ量と燃料タンク30の内圧とが相関を有して変化しており、且つ、ブリーザ弁50が開弁していないと判定したときに、バイパス弁91が開固着する異常が発生していると診断する。
請求項(抜粋):
燃料タンクの蒸発燃料を捕集するキャニスタと、前記燃料タンクと前記キャニスタとを連通するベーパ通路と、該ベーパ通路に設けられ前記燃料タンク内における蒸発燃料の発生量に応じて開弁して蒸発燃料を前記キャニスタに導入する導入弁と、前記キャニスタの蒸発燃料を機関運転時に内燃機関の吸気通路にパージするパージ手段と、前記燃料タンクの内圧を検出する圧力センサと、前記導入弁をバイパスして前記燃料タンクと前記キャニスタとを連通するバイパス通路と、該バイパス通路を開閉するバイパス弁と、該バイパス弁を開閉駆動する駆動手段と、前記ベーパ通路及び前記バイパス通路と各別に設けられ前記燃料タンクと前記キャニスタとを連通するブリーザ通路と、該ブリーザ通路に設けられ前記燃料タンクへの給油に際して開弁するブリーザ弁とを備える蒸発燃料処理システムの異常診断装置において、前記駆動手段によって前記バイパス弁が閉駆動されているときに前記パージ手段のパージ量の変化と前記圧力センサにより検出される燃料タンクの内圧の変化との間の相関を判定する相関判定手段と、前記ブリーザ弁が開弁状態にあるか否かを判定する開弁状態判定手段と、前記相関判定手段によりパージ量の変化と前記燃料タンクの内圧の変化との間に相関がある旨判定され、且つ、前記開弁状態判定手段により前記ブリーザ弁が開弁状態にない旨判定されるときに、前記バイパス弁が開固着する異常が発生していると診断する異常診断手段とを備えることを特徴とする蒸発燃料処理システムの異常診断装置。

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