特許
J-GLOBAL ID:200903080948173254

油圧バルブ組立体の飽和防止システムおよび方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外9名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-384271
公開番号(公開出願番号):特開2001-214904
出願日: 2000年12月18日
公開日(公表日): 2001年08月10日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 作業機械の油圧システムにおいて起りつつある飽和状態を検出し、防止するための制御システムを開示する。【解決手段】 油圧システムは、油圧ポンプと、ポンプから複数の作業要素へ流体を制御して通すための複数の制御バルブとを含んでおり、電子コントローラは、オペレータ入力装置の作用によりオペレータによって要求された最高の負荷がかけられた要素の圧力と前記ポンプの圧力との比較に基いて、適切な信号を制御バルブに出力し、ポンプの実際のマージン圧力が確定されたマージン圧力より小さいときに、いくつかの種類のバルブ優先方式に従って、制御バルブへの流体流れを制限するようになっている。本発明の制御システムと方法は、起りつつある完全飽和状態の始まりを検出し、さらなる飽和状態を防止し、その結果発生するバルブの閉塞を制限するように適切な処理を行う初期警告システムとして機能する。
請求項(抜粋):
作業機械の油圧システムにおける飽和状態を検出し、防止するための制御システムであって、該油圧システムは加圧状態で流体を前記油圧システムに供給するためのポンプと、該ポンプから複数の作業要素に流体を制御して流すための複数の制御バルブとを含んでおり、前記制御システムは、前記作業要素の作動を制御するように作動可能な少なくとも1つのオペレータ入力装置と、該少なくとも1つのオペレータ入力装置に結合されており、該オペレータ入力装置から信号を受信するように作動できるコントローラと、を備えており、前記少なくとも1つのオペレータ入力装置からの各信号が前記各作業要素の少なくとも1つへのコマンドされた流体流れを表すようになっており、前記コントローラは信号を前記各制御バルブへ出力して、前記コントローラが、前記各作業エレメントへのコマンドされた流体流れを表す前記少なくとも1つのオペレータ入力装置から信号を受信するとき、前記各作業要素への前記流体流れを制御するようになっており、前記制御システムは、更に前記油圧ポンプの前記確定されたマージン圧力を含む前記油圧システムに関連したパラメータを記録するためのメモリ手段を備えており、前記コントローラは、前記ポンプ圧力と、前記少なくとも1つのオペレータ入力装置の作動を通し要求された最高負荷の圧力との比較に応答して、前記ポンプの前記実際のマージン圧力を求めるように作動可能であり、前記コントローラは前記ポンプの前記実際のマージン圧力を前記確定マージン圧力と比較し、適切な信号を前記制御バルブへ出力し、前記ポンプの前記実際のマージン圧力が前記確定マージン圧力よりも小さいときに前記各作業要素への所定の流体流れを確定するようになっていることを特徴とする制御システム。

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