特許
J-GLOBAL ID:200903080952829687

螺旋勾配、縦続衝撃、および二重表皮内の留め金機構により冷却されるタービンの羽根

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-181230
公開番号(公開出願番号):特開平11-072003
出願日: 1998年06月26日
公開日(公表日): 1999年03月16日
要約:
【要約】【課題】 冷却空気を最適に利用するタービン羽根を提供する。【解決手段】 上流の空洞(11)は、螺旋勾配(30)を含み、羽根の下部(3)で入り口(22)によって供給されている。中央の空洞(12)もまた羽根の下部(3)で供給され、仕切られた多孔ジャケット(40)を含む。空気は、衝撃オリフィスから各区画を出てスリット(42)から次の区画に入り、最後に羽根の上部のオリフィス(21)から排出される。下流の空洞(13)に面した羽根の側壁は、留め金付きの二重表皮である。空気は、これらの二重表皮を通過し、次いで求心的に下流の空洞(13)の上流部分(15)内を循環し、この空洞の下流部分(16)に入り、後縁(6)に形成されたスリット(19)から排出される。三つめの仕切り(14)が、下流の空洞(13)を二つの部分(15,16)に分けている。
請求項(抜粋):
羽根の下部(3)および羽根の上部(4)の間に径方向に延び、前縁(5)および後縁(6)を有する中空の流線型の壁(2)を含み、該前縁(5)および後縁(6)は互いに分離され且つ凹状の側壁(7)(下面)および凸状の側壁(8)(上面)により結合され、さらにまた、羽根の下部(3)から冷却空気を供給されて該側壁の内面に冷却空気を配向するための、該羽根の内部に設けられた冷却装置を含むタービンの羽根において、該凹状の側壁(7)および凸状の側壁(8)を結合するとともに、該羽根(1)の内部を前縁(5)の近くに位置する上流の空洞(11)と、径方向の二つの仕切り(9,10)の間に位置する中央の空洞(12)と、後縁(6)の側に位置する下流の空洞(13)とに分割する径方向の二つの仕切り(9,10)を羽根が含むこと、上流の空洞(11)および中央の空洞(12)は、羽根の下部(3)に設けられた入り口(22)から空気を供給され、この空気は次に、羽根の上部(4)に形成されたオリフィス(20,21)を通って該空洞(11,12)から排出され、一方で下流の空洞(13)は、羽根の下部(3)に設けられ分離された入り口(23)から空気を供給され、この空気は次に、後縁(6)に形成された複数のスリット(19)から排出されること、冷却装置は、上流の空洞(11)において、羽根の下部(3)および羽根の上部(4)の間に延びる螺旋状の勾配(30)を含み、中央の空洞(12)において、径方向の仕切り(9,10)の内壁に支持され且つ突出要素(47)によって羽根(1)の側壁(7,8)から距離をおいて保持されるとともに、衝撃によりこれらの側壁(7,8)を冷却するための複数のオリフィス(41)を羽根の側壁(7,8)に面して有するジャケット(40)を含み、下流の空洞(13)において、該空洞(13)の下端を塞ぐ横方向の仕切り(17)と、該空洞(13)を上流部分(15)および後縁(6)近くの下流部分(16)に分ける径方向の三つめの仕切り(14)とを含み、これらの二つの部分(15,16)は、該三つめの仕切り(14)の下部に備えられた開口部(18)によって互いに連絡し、上流部分(15)に面する羽根の側壁(7,8)は、留め金(24)によって結合される二重表皮(7a,7b;8a,8b)からなり、この表皮の間を羽根の下部(3)から導入される冷却空気流が循環し、次いで、この冷却空気流は羽根の上部(4)の上流部分(15)に入ってから該開口部(18)を通って下流部分(16)に入り、そこで複数のスリット(19)から排出されること、を特徴とするタービンの羽根。
IPC (2件):
F01D 5/18 ,  F01D 9/02 102
FI (2件):
F01D 5/18 ,  F01D 9/02 102

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