特許
J-GLOBAL ID:200903080984896653

核燃料棒に析出した強磁性物質の厚みを決定する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-096817
公開番号(公開出願番号):特開平7-071905
出願日: 1994年05月11日
公開日(公表日): 1995年03月17日
要約:
【要約】【目的】 核燃料棒被覆の表面に形成され強磁性物質の存在の想定される腐蝕層について、その厚みを測定する為の渦電流試験の精度を向上させる。【構成】 プローブの複素インピーダンスを測定することにより、強磁性物質の透磁率に起因する厚み測定値の誤差を定量化する。まず既知の厚み及び既知の透磁率を持つ複数個の較正標本を、所定の周波数で励磁されたセンサーのプローブと腐蝕のない燃料棒表面との間に置き、プローブの複素インピーダンス特性図を得る。次に、未知の厚み及び未知の透磁率の腐蝕層を持つ燃料棒に近接した場合の、上記の周波数で励磁されたプローブの複素インピーダンスを測定し、上記特性図にプロットする。較正点と測定データ点との対比により、誤差を決定できる。
請求項(抜粋):
導電性要素の表面上に形成された実質的に絶縁性の物質の皮膜について、その実質的に絶縁性の物質が強磁性物質を含む場合、当該皮膜の厚みを決定する方法であると共に、該皮膜は未知の厚み及び未知の透磁率を持つ、方法であって、所定の周波数の交流電流で励磁された渦電流センサーのプローブについての複素インピーダンスの複数個のデータ点を作図する段階であって、当該各データ点は異なる実効透磁率を各々有する強磁性物質の存在下で得られる、段階と、上記プローブを、未知の厚み及び未知の透磁率を持つ上記の実質的に絶縁性の物質の層に接して置く段階と、上記の所定の周波数の交流電流で上記プローブを励磁する段階と、上記層に接触した上記励磁プローブの複素インピーダンスを測定する段階と、上記プローブの上記複素インピーダンス測定値を上記データ点と対比させる段階と、上記複素インピーダンス測定値の誘導リアクタンス成分のうち上記の実質的に絶縁性の物質の層の透磁率に起因する部分を決定する段階と、を含んで成る方法。
IPC (2件):
G01B 7/06 ,  G21C 3/20

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