特許
J-GLOBAL ID:200903081001167796

電子制御装置のフェールセーフ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-263193
公開番号(公開出願番号):特開平9-105349
出願日: 1995年10月11日
公開日(公表日): 1997年04月22日
要約:
【要約】【課題】 制御回路(CPU)及びその監視回路が共に異常動作しても(二重故障)、制御対象を安全側に制御し得るフェールセーフ装置を提供する。【解決手段】 監視回路200にて制御回路80を構成するCPUの異常を監視し、異常判定時には、燃料噴射ポンプ1の電磁スピル弁23の駆動(燃料噴射)を禁止して、ディーゼル機関の運転を停止させると共に、制御回路80側でもCPUにより監視回路200の異常を監視し、異常判定時には警告ランプ101を点灯して、その旨を運転者に報知する装置において、CPUが監視回路200の異常を判定すると、異常時制御回路300にて、その判定信号をラッチし、その後、ディーゼル機関2の回転速度が所定の上限速度を越えると、制御回路80による電磁スピル弁23の駆動(燃料噴射)を禁止する。この結果、監視回路200の異常時にCPUが異常となっても、ディーゼル機関を安全運転できる。
請求項(抜粋):
制御対象の動作状態を表す検出信号に基づき、該制御対象の制御量を演算して、該演算結果に応じた制御信号を発生する、CPUからなる制御回路と、該制御回路からの制御信号に応じて、前記制御対象を駆動制御する駆動回路と、を備えた電子制御装置に設けられ、前記制御回路の異常を監視回路により監視すると共に、前記制御回路にて前記監視回路の異常を監視し、前記監視回路にて前記制御回路の異常が判定されると、前記制御回路から前記駆動回路への制御信号の入力を遮断して、前記制御対象を安全側に動作させ、前記制御回路にて前記監視回路の異常が判定されると、前記CPUの動作によって前記制御対象を安全側に動作させるための所定のフェールセーフ処理を行うフェールセーフ装置において、前記制御回路にて前記監視回路の異常が判定され、その旨を表わす異常判定信号が出力されると、該信号をラッチするラッチ回路を備え、該ラッチ回路にて前記異常判定信号がラッチされているとき、前記制御対象が過制御されることのないよう、前記検出信号に基づき、前記制御回路から前記駆動回路への制御信号の入力を制限する異常時制御回路、を設けたことを特徴とする電子制御装置のフェールセーフ装置。
IPC (2件):
F02D 41/22 301 ,  F02D 45/00 374
FI (2件):
F02D 41/22 301 H ,  F02D 45/00 374 C

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