特許
J-GLOBAL ID:200903081018780262

ポリカーボネートの製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 幸久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-134581
公開番号(公開出願番号):特開平11-310631
出願日: 1998年04月28日
公開日(公表日): 1999年11月09日
要約:
【要約】【課題】 色相に優れた高分子量のポリカーボネートを効率よく製造する。【解決手段】 前重縮合工程で、芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとを重縮合反応させて粘度平均分子量4000〜15000のプレポリマーを生成させ、第1後重縮合工程で、2本の回転軸に軸に対して直角方向に取り付けられた環状の支持板と該支持板の先端に支持板に対して直角方向に取り付けられた掻き取り板とで構成された撹拌翼を有する横型反応装置を用いて、粘度平均分子量15000〜18000のポリマーとし、第2後重縮合工程で、2本の回転耳軸と、回転耳軸間に取り付けられた棒状矩形枠を連結した格子型撹拌翼とを有する横型反応装置を用いて、粘度平均分子量18000〜40000のポリカーボネートを生成させる。
請求項(抜粋):
芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとをエステル交換反応させて対応するポリカーボネートを製造する方法であって、(1)芳香族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエステルとを重縮合反応させて、粘度平均分子量4000〜15000のプレポリマーを生成させる前重縮合工程と、(2)前記前重縮合工程で生成したプレポリマーを、水平に設置された円筒状容器と、該容器内に並設された2本の回転軸と、該2本の回転軸にそれぞれ相対応して軸に対して直角方向に取り付けられた複数個の環状の支持板と該環状の支持板の各先端に支持板に対して直角方向に取り付けられた掻き取り板とで構成された複数個の撹拌翼を有していると共に、前記2本の回転軸にそれぞれ取り付けられた相対応する撹拌翼が軸方向から見て90度の位相角となるように配置されており、且つ前記2本の回転軸を一方の撹拌翼の先端が他方の回転軸に近接して通過するように保持しつつ回転させる回転機構を備えた横型反応装置に供給して、重縮合反応をさらに進行させ、粘度平均分子量15000〜18000のポリカーボネートを生成させる第1後重縮合工程と、(3)前記第1後重縮合工程で生成したポリカーボネートを、水平に設置された円筒状容器と、該容器内の長手方向両端部に並設された2本の回転耳軸と、前記容器両端の回転耳軸間にそれぞれ取り付けられた複数個の棒状矩形枠を連結した格子型撹拌翼とを有していると共に、前記2本の回転耳軸を一方の撹拌翼の棒状矩形枠の先端が他方の撹拌翼の回転中心に近接して通過するように保持しつつ回転させる回転機構を備えた横型反応装置に供給して、重縮合反応をさらに進行させ、粘度平均分子量18000〜40000の高分子量ポリカーボネートを生成させる第2後重縮合工程とを含むポリカーボネートの製造法。
IPC (2件):
C08G 64/30 ,  C08G 85/00
FI (2件):
C08G 64/30 ,  C08G 85/00

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