特許
J-GLOBAL ID:200903081024043865
積層ゴム型免震装置の予荷重導入方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
野田 茂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-337888
公開番号(公開出願番号):特開平11-152933
出願日: 1997年11月20日
公開日(公表日): 1999年06月08日
要約:
【要約】【課題】 上下のフランジプレートの間に複数の治具を架設することで予荷重を導入した積層ゴム型免震装置を建物に設置した後に、その予荷重を超える大きさの荷重が建物から積層ゴム型免震装置に加わるようになった場合でも、治具が破損することがなく、治具の取り外しを確実に容易に行えるようにする。【解決手段】 積層ゴム型免震装置の予荷重導入方法に使用する治具20は、下端が下部フランジプレート12に螺合し、上端が上部フランジプレート14から上方へ突出して、その突出した先端に螺合したナット36が上部フランジプレートの外側に係合する。この治具は、上下のフランジプレートの互いに離れる方向への相対変位を拘束し、互いに接近する方向への相対変位を許容する。建物に設置した積層ゴム型免震装置10に予荷重を超える大きさの鉛直荷重が加わるようになっても、治具には圧縮力が作用しないため破損するおそれがない。
請求項(抜粋):
建物の上部構造と下部構造とに夫々連結される上部フランジプレート及び下部フランジプレートと、前記上部フランジプレートと前記下部フランジプレートとの間に設けられ鉛直荷重を支持すると共に水平方向に剪断変形可能な積層ゴム体と、を備えた積層ゴム型免震装置に予荷重を導入する予荷重導入方法において、前記上部フランジプレートと前記下部フランジプレートとの間に架設する予荷重導入用の複数の治具を用意し、それら治具の各々は、その第1端及び第2端が前記上部フランジプレート及び前記下部フランジプレートの一方と他方とに夫々係合可能であってその長さが調節可能であり、前記上部フランジプレートと前記下部フランジプレートとの間に架設された状態において、それらフランジプレートの互いに離隔する方向への相対変位を拘束可能で、しかもそれらフランジプレートの互いに接近する方向への相対変位を許容可能に構成されており、加圧装置によって前記上部フランジプレートと前記下部フランジプレートとを挟圧し所望の圧縮荷重を加えて前記積層ゴム体を圧縮することで、それらフランジプレートの間隔を短縮し、前記上部フランジプレートと前記下部フランジプレートとの間に架設した前記複数の治具の長さを調節して、それら治具によって前記上部フランジプレートと前記下部フランジプレートとを挟圧することで、それらフランジプレートの互いに離隔する方向への相対変位を拘束する、ことを特徴とする積層ゴム型免震装置の予荷重導入方法。
IPC (2件):
E04H 9/02 331
, F16F 15/04
FI (2件):
E04H 9/02 331 A
, F16F 15/04 A
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