特許
J-GLOBAL ID:200903081075317870

車両用制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 光石 俊郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-107285
公開番号(公開出願番号):特開平8-301098
出願日: 1995年05月01日
公開日(公表日): 1996年11月19日
要約:
【要約】【目的】 車両用制動装置において、女性や高齢者のようにブレーキ操作力が比較的弱い運転者が急制動を実施した場合でも、確実のブレーキ性能を充分に活用して車両の走行安全性並びに安定性の向上を図る。【構成】 ブレーキペダル21が操作され、油圧センサ45a,45b、ブレーキSW46により検出信号がECU40に供給されると、ECU40は、これらの検出信号に基づいて検出値や規定値以下にあるときの継続時間から制動状況判定を実施し、この制動状況の判定結果が所定の緊急制動である場合には、吸気弁42を開成し、大気の強制的にブースタの大気室2b,3bに供給するようにしてピストン4,5を作動させ制動力の助勢を行う。
請求項(抜粋):
運転者により操作される操作部材と、該操作部材の操作力を流体圧に変換して該操作力に応じた制動力を車輪に作用させるマスタシリンダを有するブースタと、該ブースタの出力を前記操作部材の操作力に関係なく増大させる制動力増大手段と、前記操作部材による制動操作が通常の制動であるか、緊急の制動であるかの判定を実行する制動状況判定手段と、該制動状況判定手段により前記制動操作が通常の制動であると判定された場合には前記操作部材の操作力に応じた制動力を前記ブースタにより前記車輪に作用させる一方、制動が緊急の制動であると判定された場合には前記制動力増大手段により前記操作部材の操作力に関係なく前記制動力増大手段によって前記ブースタの出力を増大させて通常の制動時よりも大きい制動力を車輪に作用させる制御手段とを具えた車両用制御装置において、前記制動状況判定手段は、前記マスタシリンダの出力として流体圧を検出する圧力検出手段を有し、該圧力検出手段により検出された検出圧力の圧力勾配が予め設定された第1規定値以上となった時点より第1所定時間前までの検出圧力の平均値に設定値を加算した値に比べて前記時点から第2所定時間後の検出圧力が小さい第1条件が成立し、その後前記時点からの経過時間が第3所定時間以上で且つ前記圧力勾配が第2規定値以上となる第2条件が成立したときに緊急の制動であると判定することを特徴とする車両用制動装置。

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