特許
J-GLOBAL ID:200903081093487651

コンピュータシステムにおけるファイル管理方法及びファイル管理システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 頓宮 孝一 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-092706
公開番号(公開出願番号):特開平6-019765
出願日: 1993年04月20日
公開日(公表日): 1994年01月28日
要約:
【要約】【目的】 ファイルやデータ・オブジェクト等のバックアップ作業中にもその対象物の更新を実行でき、しかも一貫性のあるバックアップ・コピーが得られるようにする。【構成】 プライマリ・リポジトリ18に格納されているファイル121やデータ・オブジェクト111等の対象物をバックアップ・リポジトリ20へバックアップする場合、バックアップ・ユーティリティ40がバックアップ範囲を指定してファイル・マネージャ26に要求する。マネージャ26はテーブル20a中に、対象物がバックアップ作業に係わることを示すエントリ(標識)を作成後、対象物をリポジトリ20へコピーする。この作業中に対象物に含まれるデータの更新(変更)が要求されると、エントリの存在により対象物のシャドウ・コピーが作成され、該コピー又は対象物の一方がバックアップ作業に、他方が更新作業に使用される。シャドウ・コピーの作成により、バックアップ作業と更新作業を並行して実行でき、一貫性のあるバックアップ・コピーが得られる。
請求項(抜粋):
1つないし複数のデータ・オブジェクトの格納及び該データ・オブジェクトへのアクセスとを管理し、且つ、該データ・オブジェクトをバックアップできるようにするための、少なくとも部分的にディジタル・コンピュータによって実行されるファイル管理方法において、前記データ・オブジェクトをバックアップすることを求めるバックアップ要求を発するステップと、前記バックアップ要求に応答して、前記データ・オブジェクトに対応した標識をセットすることにより、前記データ・オブジェクトを対象としたバックアップ要求が発せられていることを表示する標識セット・ステップと、前記標識のセットが完了した後に、前記データ・オブジェクトをバックアップ・リポジトリへコピーするバックアップ作業ステップと、前記バックアップ作業ステップが完了した後に、前記標識をリセットする標識リセット・ステップと、前記バックアップ作業ステップの、実行前、実行中、或いは実行完了後に、前記データ・オブジェクトのうちの少なくとも一部に対して変更すなわち更新を施すことを求める変更要求を発するステップと、前記変更要求に応答して、前記標識がセットされているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて前記変更要求が発せられたときに前記標識がセットされていると判定した場合は、変更を施すよう要求されたデータ・オブジェクトの物理コピーないし論理コピー(シャドウ・コピー)を作成し、コピー元の当該データ・オブジェクトおよびそのシャドウ・コピーのいずれか一方に前記変更要求にかかる変更を施し、更に、コピー元の当該データ・オブジェクトおよびそのシャドウ・コピーのうちの変更を施していない他方を、前記バックアップ・リポジトリへバックアップのためにコピーするようにしたステップとを含んでいることを特徴とするファイル管理方法。

前のページに戻る