特許
J-GLOBAL ID:200903081161640951

OFDM伝送方式とOFDM送受信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-061195
公開番号(公開出願番号):特開平8-265291
出願日: 1995年03月20日
公開日(公表日): 1996年10月11日
要約:
【要約】【目的】小規模回路で基準シンボル相関によるシンボル同期検出を実現する。【構成】OFDM信号を直交検波する回路103と、直交検波出力からヌルシンボルを検出する回路118と、ヌルシンボル検出出力に基づき入力同期タイミング信号を発生する回路119と、そのタイミング信号に基づいて直交検波出力から基準シンボル有効部分とその前後数データを取り込むRAM107,108と、基準シンボル有効部分のIまたはQ軸データを発生するROM109と、RAM読出し開始位置をオフセットさせながらROM109からのデータ系列と繰り返し相関演算を行って基準シンボルの相関を検出する相関器111,112と、各相関出力の絶対値を求めて加算し、その加算出力を順次比較して最大値を検出する回路111〜116と、最大値検出時のオフセット量からシンボルタイミングのずれを検出して同期タイミング発生を補正する回路117とを具備する。
請求項(抜粋):
ヌルシンボル及びタイミング同期用の基準シンボル(有効シンボル部のサンプル数をN(Nは自然数)とする)を含むOFDM(直交周波数分割多重)変調波が入力され、この信号を直交検波しベースバンド信号に変換してI軸(同相検波軸)信号及びQ軸(直交検波軸)信号を得る直交検波器と、この直交検波器の出力の中からヌルシンボルを検出するヌルシンボル検出回路と、このヌルシンボル検出回路の出力に基づいて入力信号に同期したタイミング信号を発生するタイミング発生回路と、このタイミング発生回路から出力されるタイミング信号に基づいて、前記直交検波器のI軸信号出力の中から、前記基準シンボルの有効シンボル部とその前後の所定範囲(サンプル数をM(Mは自然数でM>N)とする)のデータを取り込む第1のメモリと、前記タイミング発生回路から出力されるタイミング信号に基づいて、前記直交検波器のQ軸信号出力の中から、前記基準シンボルの有効シンボル部とその前後の所定範囲(サンプル数をM(Mは自然数でM>N)とする)のデータを取り込む第2のメモリと、前記基準シンボルの有効シンボル部のI軸データまたはQ軸データを発生する基準シンボル発生器と、前記第1のメモリ及び前記基準シンボル発生器から、それぞれNサンプルのデータが入力され、入力された2つのデータ系列に対して相関演算を行い、この演算を前記第1のメモリの読出し開始位置をオフセットさせて繰り返すことにより、前記基準シンボルの相関を検出する第1の相関器と、前記第2のメモリ及び前記基準シンボル発生器から、それぞれNサンプルのデータが入力され、入力された2つのデータ系列に対して相関演算を行い、この演算を前記第2のメモリの読出し開始位置をオフセットさせて繰り返すことにより、前記基準シンボルの相関を検出する第2の相関器と、前記第1の相関器の出力の絶対値を求める第1の絶対値検出器と、前記第2の相関器の出力の絶対値を求める第2の絶対値検出器と、前記第1の絶対値検出器の出力と前記第2の絶対値検出器の出力を加算する加算器と、この加算器の出力を順次比較して最大値を検出する最大値検出回路と、この最大値検出回路が最大値を検出したときの、第1及び第2のメモリの読出し開始位置のオフセット量から、シンボルタイミングのずれを検出するタイミング誤差検出回路とを具備し、このタイミング誤差検出回路の出力に基づいて前記タイミング発生回路のタイミングを補正することを特徴とするOFDM受信装置。
IPC (2件):
H04J 11/00 ,  H04L 27/34
FI (2件):
H04J 11/00 Z ,  H04L 27/00 E

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