特許
J-GLOBAL ID:200903081190455470

分散補償光ファイバおよび光ファイバ複合伝送路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-138961
公開番号(公開出願番号):特開2003-294970
出願日: 2000年09月01日
公開日(公表日): 2003年10月15日
要約:
【要約】【課題】 広い波長帯域にわたって伝送用シングルモード光ファイバの波長分散を補償することができる分散補償光ファイバを提供する。【解決手段】 コア4が、クラッド5より高い屈折率を有する中心コア部1と、前記クラッド5より低い屈折率を有する中間コア部2と、前記クラッド5よりも高い屈折率を有するリングコア部3とからなり、波長1.55μmにおいて、負の波長分散を備え、負の波長分散スロープを有し、有効コア断面積が22.7μm2以上、曲げ損失が50dB/m以下、かつ実質的にシングルモード伝搬可能であり、正の波長分散を有する伝送用シングルモード光ファイバと組み合わせた伝送路の波長分散が、波長1.45μm〜1.63μmの範囲から選択した連続する0.06μm以上の範囲の使用波長帯において、-0.5〜+0.5ps/nm/km以下の分散補償光ファイバを構成する。
請求項(抜粋):
コアと、その外周上に設けられたクラッドとを備え、該コアが、前記クラッドより高い屈折率を有する中心コア部と、該中心コア部の外周上に設けられ、前記クラッドより低い屈折率を有する中間コア部と、該中間コア部の外周上に設けられ、前記クラッドよりも高い屈折率を有するリングコア部とからなる屈折率プロファイルを有する分散補償光ファイバであって、前記中心コア部と、中間コア部と、リングコア部について、それぞれ半径およびクラッドとの比屈折率差を、(a、Δ1)、(b、Δ2)、(c、Δ3)としたとき、以下の(A)〜(D)の条件と、(A)0.95≦Δ1≦1.35、(B)V1=Δ1、V2=Δ2×{(b/a)<SP>2</SP>-1}、V3=Δ3×{(c/a)<SP>2</SP>-(b/a)<SP>2</SP>}としたときに、-3.5≦V2/V1<0、かつ0.5≦V3/V1≦4.5、(C)x=c/b、y=Δ3/Δ2としたとき、α=-y(x-1)/Δ1で表されるαが、0.10≦α≦0.45、(D)波長1.55μmにおける波長分散スロープを波長分散で割った値が0.0025nm<SP>-1</SP>以上、0.0035nm<SP>-1</SP>以下。以下の(ア)〜(イ)の光学特性の条件とを満足することを特徴とする分散補償光ファイバ。(ア)波長1.55μmにおいて、波長分散が-40ps/nm/km以下、-65ps/nm/km以上であり、負の波長分散スロープを有し、有効コア断面積が22.7μm<SP>2</SP>以上、曲げ損失が50dB/m以下であり、かつ実質的にシングルモード伝搬可能なカットオフ波長を有する。(イ)波長1.55μmにおいて、有効コア断面積が40μm<SP>2</SP>以上であり、+16ps/nm/km〜+18ps/nm/kmの波長分散を有し、かつ実質的にシングルモード伝搬可能なカットオフ波長を有する伝送用シングルモード光ファイバと、当該伝送用シングルモード光ファイバの長さに対して1/3〜1/5程度の比率の長さを有する当該分散補償光ファイバとを組み合わせた光ファイバ複合伝送路の波長分散が、波長1.45μm〜1.63μmの範囲から選択した連続する0.06μm以上の範囲の使用波長帯において、-0.5ps/nm/km以上、+0.5ps/nm/km以下である。
IPC (2件):
G02B 6/22 ,  G02B 6/10
FI (2件):
G02B 6/22 ,  G02B 6/10 C
Fターム (6件):
2H050AC71 ,  2H050AC72 ,  2H050AC73 ,  2H050AC75 ,  2H050AC76 ,  2H050AD01

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