特許
J-GLOBAL ID:200903081207163355

油圧シール装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 落合 健 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-273450
公開番号(公開出願番号):特開平8-135797
出願日: 1994年11月08日
公開日(公表日): 1996年05月31日
要約:
【要約】【目的】 軸部材と、それを囲繞して相対的に回転するハウジングとの間をシールするシールリングの合口から所定量の油をリークさせることにより、油に含まれる鉄粉等の異物による軸部材の摩耗を防止する。【構成】 シールリング12の合口13に形成されるクランク状油溝15は、軸方向に延びる第1油溝151 及び第2油溝152 と、円周方向に延びて第1、第2油溝151 ,152 を接続する第3油溝153 とから構成される。温度変化によってシールリング12が円周方向に熱膨張すると第1、第2油溝151 ,152 の流路断面積は変化するが、第3油溝153 の流路断面積は殆ど変化しないため、クランク状油溝15を介してシールリング12の一方の側面から他方の側面に一定量の油をリークさせることが可能となる。
請求項(抜粋):
軸部材(2)の外周に凹設した環状のシールリング溝(11)に装着されるシールリング(12)が、半径方向内側を向くリング内周面(12i)と、半径方向外側を向くリング外周面(12o)と、軸方向両側を向く一対のリング側面(12a,12b)と、円周方向の1か所に形成された合口(13)とを備えてなり、リング外周面(12o)が軸部材(2)の外周に相対回転自在に嵌合するハウジング(3)のシール内周面(3a)に圧接されるとともに、一方のリング側面(12a)が他方のリング側面(12b)に作用する油圧でシールリング溝(11)のシール側面(11a)に圧接される油圧シール装置において、前記合口(13)はリング外周面(12o)側において両リング側面(12a,12b)を相互に連通させるクランク状油溝(15)を形成しており、このクランク状油溝(15)は軸方向に延びて両リング側面(12a,12b)にそれぞれ開放する一対の第1油溝(151 )及び第2油溝(152 )と、円周方向に延びて第1油溝(151 )及び第2油溝(152 )を相互に接続する第3油溝(153 )とから構成されたことを特徴とする油圧シール装置。
IPC (2件):
F16J 15/28 ,  F16J 9/14
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 圧力リング
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-072434   出願人:日本ピストンリング株式会社
  • 特開平4-262171
  • オイルシールリング
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-320453   出願人:エヌティエヌ株式会社

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