特許
J-GLOBAL ID:200903081215367695

フェイルオペレーショナルな一重ディジタル処理の自動飛行制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井ノ口 壽
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-232293
公開番号(公開出願番号):特開平7-064639
出願日: 1993年08月25日
公開日(公表日): 1995年03月10日
要約:
【要約】【目的】 ディジタル部の故障検出用にディジタル部と同一の演算を行うアナログ回路を各制御軸毎に設け、比較モニタ方式によりフェイルパッシブな故障処理を行うとともにアナログバックアップ回路により再構成を可能にすることにより、構成が単純で軽量,安価にできるフェイルオペレ-ショナルな一重系のディジタル処理方式の自動飛行制御装置を提供する。【構成】 ディジタル部1ではディジタル処理によってオートパイロット演算およびダンパ演算がそれぞれ行われD/A変換されてオートパイロット指令信号およびダンパ指令信号が出力される。アナログ部8ではレ-トリミッタ11の入出力の信号が比較器12で比較されるとともに、アナログのダンパ演算も行われてこの信号とディジタル部1からのダンパ指令信号が比較される。比較の結果、故障が検出されない場合はスイッチ16は飛行制御信号を出力し、いずれかが故障した場合にはアナログダンパ演算部10の出力を飛行制御信号として出力する。
請求項(抜粋):
オートパイロットセンサから航空機のロ-ル軸,ピッチ軸,ヨ-軸まわりの姿勢角,高度,速度および航法指令等を示す信号を得、ディジタル演算することにより航空機の姿勢,方位,速度および高度の保持,誘導を実行するためのオートパイロット指令信号を算出するレ-トリミッタ機能を有するオートパイロット演算部ならびにダンパセンサからロ-ル角,ピッチ角,方位角等の変化を示す信号を得、ディジタル演算することにより航空機の安定性を増大させるため航空機のロ-ル角,ピッチ角,方位角等の動揺を抑えるためのダンパ指令信号を算出するダンパ演算部を有するディジタル部と、前記オートパイロット演算部からの出力に、前記ディジタル部のレートリミッタと同一の機能を備えるアナログレートリミッタを接続し、故障発生時の過大信号を抑えるとともに前記アナログレ-トリミッタの入出力を比較することにより故障を検出するオートパイロットモニタ系,前記アナログレ-トリミッタの出力に前記ダンパ演算部からのダンパ指令信号を加算して飛行制御信号を作成する加算器,前記ダンパ演算部と同一のアナログダンパ演算を行い、この信号と前記ダンパ演算部のダンパ指令信号を比較することにより故障を検出するダンパモニタ系ならびに前記オートパイロットモニタ系および前記ダンパモニタ系がそれぞれ正常判定しているときは前記飛行制御信号を出力しており、前記オートパイロットモニタ系および前記ダンパモニタ系の少なくとも1つが故障を検出したときはバックアップのアナログダンパ指令信号に切換える切換手段を有するアナログ部と、から構成したことを特徴とするフェイルオペレ-ショナルな一重ディジタル処理の自動飛行制御装置。
IPC (4件):
G05D 1/10 ,  B64C 13/00 ,  G05B 9/02 ,  G05B 23/02 302

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