特許
J-GLOBAL ID:200903081222169424
浸透探傷試験方法及び該方法に用いる洗浄液
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
安藤 順一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-142285
公開番号(公開出願番号):特開平5-072148
出願日: 1991年03月30日
公開日(公表日): 1993年03月23日
要約:
【要約】【目的】 浸透探傷試験方法を、洗浄廃液に起因する公害問題が起ないように洗浄廃液を出さない閉ループ方式によって実施するとともに、効率よく精度の高い探傷結果を得る。【構成】 界面活性剤を含まない油性浸透液を被検査物表面に塗布して欠陥部に該浸透液を浸透させる浸透処理を行ない、次いで被検査表面に水に溶解した状態でイオン径パラメーターが3〜8Åのアルカリ金属,アルカリ土類金属及びアンモニアから選ばれる無機塩類が水に対して0.2〜0.5重量%溶存している洗浄水を6kg/cm2以上の水圧で吹きつけて欠陥部に浸透せずに残留している余剰浸透液を洗浄除去するとともに当該吹きつけに洗浄処理によって生じる余剰浸透液を含んでいる洗浄水から比重差による油水分離によって該余剰浸透液を分離した洗浄水を繰返して使用する洗浄処理を行ない、次いで被検査物表面を乾燥する乾燥処理を行なった後、欠陥部に浸透している浸透液によって欠陥部の存在を探傷する。【効果】 水の使用量が節約できる。
請求項(抜粋):
水に対して相溶性を有さないベース溶剤、水に対して相溶性を有さない希釈溶剤及び油溶性染料からなり界面活性剤を含まない浸透液を被検査物表面に塗布して表面開口欠陥部(以下「欠陥部」という)に該浸透液を浸透させる浸透処理を行い、次いで欠陥部に浸透せずに被検査物表面に残留している余剰浸透液を水を用いて洗浄除去する洗浄処理を行い、次いで被検査物表面を乾燥させる乾燥処理を行った後、欠陥部に浸透している浸透液によって欠陥部の存在を探傷する浸透探傷試験方法において、前記洗浄処理を、被検査物表面に水に溶解した状態でイオン径パラメーターが3〜8Åのアルカリ金属,アルカリ土類金属及びアンモニウムから選ばれる一種又は二種以上の無機塩類が水に対して0.2〜0.5重量%溶存している洗浄水を少なくとも6kg/cm2以上の水圧で吹きつけるとともに該吹きつけに洗浄処理によって生じる余剰浸透液を含んでいる洗浄水から比重差による油水分離によって該余剰浸透液を分離した洗浄水を繰返し使用して行うことを特徴とする浸透探傷試験方法。
引用特許:
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