特許
J-GLOBAL ID:200903081229622701

残差駆動型音声合成装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西野 卓嗣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-253863
公開番号(公開出願番号):特開平5-094199
出願日: 1991年10月01日
公開日(公表日): 1993年04月16日
要約:
【要約】【構成】 本発明の残差駆動型音声合成装置は、音声合成フィルタの逆フィルタからなる音声分析フィルタの係数として、音声素片メモリの音声素片単位の音声パラメータを用い、この分析フィルタに高音、中音、低音のピッチ周期の音声をそれぞれ入力することにより得られる異なる3種類のピッチ周期の音声の残差信号の波形データを抽出し、これらの波形データを残差波形メモリに蓄えたものである。【効果】 本発明によれば、音声を合成するために選択された音声素片に対して、高音、中音、低音のいずれのピッチ周期の残差波形が駆動音源として用いられても、選択され得る全ての残差信号の波形データが、実際の合成に供せられる音声パラメータそのものを係数とした逆フィルタにより抽出されたものであるので、ピッチの変更にかかわらず、音源とパラメータが同一音声から抽出したことになるため、より自然で高品質な合成音声が得られる。
請求項(抜粋):
LPC、LSPなどの線形予測系の音声特徴パラメータを音声素片単位で蓄えた音声素片メモリ、発声すべき音声の音声素片を示す記号列を生成する音韻記号列生成部、及び該音韻記号列生成部により生成された記号列に基づいて音声素片メモリから読み出した音声素片を順次接続する音声素片接続部を備えた音声特徴パラメータ制御手段、各音声素片毎に対応したピッチ周期の異なる複数の残差信号の波形データ群を蓄えた残差波形メモリ、発声すべき音声のピッチ周期変化を示したピッチパターンを生成するピッチパターン生成部、及び上記残差波形メモリの音声素片に対応した残差信号の波形データ群の中から該ピッチパターン生成部で決定された各時点でのピッチ周期に応じた残差波形データを選択する残差選択回路を備えた駆動音源制御手段、該残差選択回路で選択された残差を駆動音源とすると共に、上記該音声素片接続部によって接続された音声素片の音声パラメータを係数として音声を合成する線形予測系の音声合成フィルタを備えた音声合成手段からなる残差駆動型音声合成装置に於て、上記残差波形メモリに蓄えるべきピッチ周期の異なる複数の残差信号の波形データは、これと対応する上記音声素片メモリの音声素片の音声パラメータを係数として、上記音声合成フィルタの逆フィルタからなる音声分析フィルタに、それぞれ異なるピッチ周期の音声を入力することにより得ることを特徴とした残差駆動型音声合成装置。
IPC (3件):
G10L 5/04 ,  G10L 3/00 ,  G10L 9/14

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