特許
J-GLOBAL ID:200903081264092634

トルクリミッタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-335068
公開番号(公開出願番号):特開平5-164140
出願日: 1991年12月18日
公開日(公表日): 1993年06月29日
要約:
【要約】【目的】 外筒部材と内輪との間にコイルばねを設けた極めてシンプルな構成で左右両回転方向に異なるトルクリミット値を設定できかつ蓋部材を回転させるだけで設定トルクリミット値を調整できる部品点数の少ないかつ安価で小型なトルクリミッタを提供する。【構成】 トルクリミッタは、外筒部材1内にばね挿入部2を有しその奥部に設けた軸受部3で内輪4を回転自在に軸支し、内輪4の外周には小径部5a、大径部5bを有するコイルばね5を設け、大径部5bの外径と外筒部材1の内径間に挿入される円環部6aを有する蓋部材6で他端を閉じている。小径部5aは内輪4に対して又大径部5bは円環部6aの内径に対して若干の締まり嵌めとされ、円環部6aの外径とこれに対応する部位の外筒部材内径面を同心円上の4ケ所で偏心曲率面を有するように構成している。これによって、左右両方向の回転に対して作用し異なるトルクリミット値を設定でき、蓋部材6を外筒部材1に対して回転すると円環部6aの径を縮小できる。
請求項(抜粋):
外筒部材と、その内側に回転自在に軸支した内輪と、その外周に組込まれ軸方向に延びる小径部と大径部から成る異径状のコイルバネと、外筒部材の他端に嵌合し、かつ内輪に対し回転自在に外嵌挿される蓋部材とを備え、コイルばねの小径部は内輪外径に対して若干の締まり嵌めに設定され、蓋部材は内方向に臨む円環部を有し、この円環部はコイルばねの大径部と外筒部材内径との間に介在しかつ大径部の外径が円環部内径に対して若干の締まり嵌めとなるように設けられ、円環部の外径とこれに対応する部位の外筒部材の内径が同心円上の少なくとも2ケ所以上で偏心曲率面を有するように構成して成るトルクリミッタ。

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