特許
J-GLOBAL ID:200903081282133461

合成樹脂スラスト軸受

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-155215
公開番号(公開出願番号):特開平8-004754
出願日: 1994年06月14日
公開日(公表日): 1996年01月09日
要約:
【要約】【目的】 相対回転する二つの物体間に配されて、摩擦変動をきたすことなく当該相対回転を円滑に許容することのできる合成樹脂スラスト軸受を得ることを目的とする。【構成】 合成樹脂製上部軸受ケ-ス300と合成樹脂製下部軸受ケ-ス200と合成樹脂製軸受体400と、シ-ルリング500と、から成り、該軸受体は上、下面を該上、下部軸受ケ-スの環状凹溝304、環状凹溝205にそれぞれ摺接させて上,下部軸受ケ-スに配されており、該上部軸受ケ-スは下部軸受ケ-スとの弾性装着部および内環状垂下部303と第一環状突起部204の重畳部および外環状垂下部305と第二環状突起部206の重畳部にそれぞれラビリンス作用による密封部を形成して下部軸受ケ-スに組合されているとともに、シ-ルリングはその薄肉シ-ル部505を上、下部軸受ケ-スの外周面に囲繞させて該上部軸受ケ-スに配されている。
請求項(抜粋):
中央部に挿通孔(201)を有する円板状部(202)と該円板状部の上面に該挿通孔と連なる環状平面部(203)を残して該挿通孔と同心円状に突設された第一環状突起部(204)と該第一環状突起部と径方向外方に間隔を隔てて突設され、該第一環状突起部の外周面と円板状部の上面とで幅広の環状凹溝(205)を形成する第二環状突起部(206)と該円板状部の外周縁に突設された環状係合突出部(208)と該環状係合突出部の外周面に形成された係合部(209)とを備えた合成樹脂製下部軸受ケ-ス(200)と、中央部に前記挿通孔と同径の挿通孔(301)を有する円板状部(302)と該円板状部の下面に該挿通孔と連通する内環状垂下部(303)と該内環状垂下部と径方向外方に間隔を隔てて垂下し、該内環状垂下部の外周面と円板状部の下面とで幅広の環状凹溝(304)を形成する外環状垂下部(305)と該円板状部の外周面に垂下する環状係合垂下部(307)と該環状係合垂下部の内周面に形成された係合フック部(308)と該円板状部の上面外周縁に形成された環状嵌合溝(309)とを備えた合成樹脂製上部軸受ケ-ス(300)と、中央部に円孔(401)を有する円板からなる合成樹脂製軸受体(400)と、中央部に円孔(501)を有する薄肉の円板状部(502)と該円板状部の内周縁下方に形成された環状嵌合突出部(503)と該円板状部の外周縁に形成された円弧状突出部(504)と該円弧状突出部から下方に向けて垂設された薄肉シ-ル部(505)とを備えたシ-ルリング(500)と、から成り、該軸受体(400)は下面を前記下部軸受ケ-ス(200)の環状凹溝(205)底面に摺接させて該環状凹溝に配されており、該上部軸受ケ-ス(300)は環状凹溝(304)の底面を該軸受体の上面に摺接させ、内環状垂下部(303)および外環状垂下部(305)の端部をそれぞれ該下部軸受ケ-スの第一環状突起部(204)および第二環状突起部(206)の端部とその径方向に重畳させて係合させるとともに環状係合垂下部(307)の係合フック部(308)を該下部軸受ケ-スの環状係合突出部外周面の係合部(209)に弾性装着させ、該弾性装着部、内環状垂下部(303)と第一環状突起部(204)および外環状垂下部(305)と第二環状突起部(206)のそれぞれの重畳部にラビリンス作用による密封部を形成して該下部軸受ケ-スに組合されており、シ-ルリング(500)は環状嵌合突出部(503)を上部軸受ケ-スの環状嵌合溝(309)に弾性装着させ、円弧状突出部(504)を該上部軸受ケ-スの上面より突出させるとともに薄肉シ-ル部(505)を該上、下部軸受ケ-スの外周面に囲繞させて該上部軸受ケ-スに配されていることを特徴とする合成樹脂スラスト軸受。
IPC (2件):
F16C 17/04 ,  F16C 33/20

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