特許
J-GLOBAL ID:200903081294603870

光ディスク再生システムのトラッキング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-204409
公開番号(公開出願番号):特開平10-097724
出願日: 1997年07月30日
公開日(公表日): 1998年04月14日
要約:
【要約】【課題】この発明は、簡易な構成で広範囲に亘ってのトラッキング残留誤差の補正を容易に行なうことが可能である光ディスク再生システムのトラッキング制御装置を提供することを目的としている。【解決手段】光学式ピックアップに設けられた複数の受光部からそれぞれ得られる出力信号を遅延することによって、トラッキング誤差信号に含まれるトラッキング残留誤差を補正するトラッキング制御装置において、対物レンズを光ディスクの一方側及び他方側に向けてそれぞれ半径方向に一定距離だけ移動させたときに得られる各トラッキング誤差信号の中心値に基づいて、トラッキング残留誤差をなくすことのできる遅延量を決定している。
請求項(抜粋):
光ディスクに対して対物レンズを介して光ビームを照射するとともに、前記光ディスクからの反射光を複数の受光部を有する光検出器で受光する光学式ピックアップを備えた光ディスク再生システムにおいて、前記光学式ピックアップの光検出器から各受光部毎にそれぞれ得られる出力信号の一部を遅延するもので、その遅延量が一定の範囲内で可変可能な第1の遅延手段と、前記光学式ピックアップの光検出器から各受光部毎にそれぞれ得られる出力信号の残りの部分を遅延するもので、その遅延量が、前記第1の遅延手段の遅延量と同じ遅延量を含んで、前記第1の遅延手段と逆の増加方向に可変可能に設定された第2の遅延手段と、前記第1の遅延手段の出力信号の一部と前記第2の遅延手段の出力信号の一部とを加算する第1の加算手段と、前記第1の遅延手段の出力信号の残りの部分と前記第2の遅延手段の出力信号の残りの部分とを加算する第2の加算手段と、前記第1の加算手段の出力信号と前記第2の加算手段の出力信号との位相差に基づいて、前記光ディスクに形成されたトラックに対する前記対物レンズのトラッキング誤差に対応したトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差信号生成手段と、前記光学式ピックアップの対物レンズを前記光ディスクの一方の半径方向に一定距離だけ移動させた状態で、前記トラッキング誤差信号生成手段から得られるトラッキング誤差信号の最大値と最小値とから、その中心値を算出する第1の算出手段と、前記光学式ピックアップの対物レンズを前記光ディスクの他方の半径方向に一定距離だけ移動させた状態で、前記トラッキング誤差信号生成手段から得られるトラッキング誤差信号の最大値と最小値とから、その中心値を算出する第2の算出手段と、前記第1及び第2の算出手段からそれぞれ得られる中心値に基づいて、前記第1の遅延手段の遅延量と前記第2の遅延手段の遅延量との相対的な関係を決定する決定手段とを具備し、前記決定手段で決定された関係となるように、前記第1及び第2の遅延手段の遅延量を制御するようにしてなることを特徴とする光ディスク再生システムのトラッキング制御装置。
引用特許:
審査官引用 (5件)
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