特許
J-GLOBAL ID:200903081339960262

虫喰い問題解答生成装置および方法と該方法を実施するプログラムを記録した記録媒体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-119575
公開番号(公開出願番号):特開平10-307724
出願日: 1997年05月09日
公開日(公表日): 1998年11月17日
要約:
【要約】【課題】 言語表現を構成する各言葉の意味や隣接していない言葉間のつながりを評価して出題の意図および各記事の意味的な内容を反映した解候補を生成しうる虫喰い問題解答生成装置および方法と該方法を実施するプログラムを記録した記録媒体を提供する。【解決手段】 虫喰い問題を最低の一致度および未処理印とともに唯一の上位解候補として記憶し、以降未処理印のついている最も一致度の高い上位解候補である最良未処理候補の未処理印を処理済印に書き換え、該最良未処理候補が虫喰い部分を含んでいる場合に該最良未処理候補の解候補生成手段から出力される解候補のうち上位解候補として記憶されていない解候補を評価し、一致度の高さが所定の範囲以内に入れない上位解候補を削除する処理を未処理印がなくなるまで繰り返し、記憶に残った上位解候補を一致度が高い順に出力する。
請求項(抜粋):
言葉の並びである言語表現を知識源として連続的または離散的な虫喰い部分を含む言葉の並びである虫喰い言語表現で与えられた虫喰い問題に対する解答を生成する虫喰い問題解答生成装置であって、知識源となる言語表現である記事の集合を蓄積する記事蓄積手段と、言葉の間の意味的な類似度を定義した意味的類似度定義手段と、虫喰い言語表現を入力とし、前記記事集合に含まれる言葉を1つ、該虫喰い言語表現の連続する虫喰い部分の全部または一部を埋めるものとして該言葉と意味的に類似する言葉が近傍に存在しないように配置することにより生成しうるあらゆる言葉表現を出力する解候補生成手段と、2個以上のX個の言葉からなる言語表現P=(p1 ,p2 ,...,px )を入力として、該言語表現を該言語表現中のあらゆる2つの言葉と該2つの言葉の相対的位置の組である共起組の集合P(R)【数1】 P(R)={(p1 ,p2 ,1),(p1 ,p3 ,2),..., (p1 ,px ,x-1),(p2 ,p3 ,1), (p2 ,p4 ,2),...,(p2 ,px ,x-2),..., (px-1 ,px ,1)}に分解する分解手段と、言語表現と該言語表現を前記分解手段で分解して得られる共起組とを入力とし、該共起組の2つの言葉の距離をもとに該言語表現に占める該共起組の重要性の割合である重みを計算する重み計算手段と、言語表現を入力とし、該言語表現を前記分解手段で分解して得られる各共起組のそれぞれについて、前記重み計算手段で重みを求め、かつ前記記事集合を記事毎に前記分解手段で分解してできる各共起組集合の和集合に存在するすべての共起組のうちで2つの言葉の意味の組および相対的位置の類似している度合である共起組間の元類似度が最も大きくなる共起組との元類似度である最大類似度を求め、前記重みと該最大類似度の積をすべて足し合わせた値である一致度を計算する対記事集合一致度計算手段と、前記虫喰い問題を最低の一致度および未処理印とともに唯一の上位解候補として記憶し、以降未処理印のついている最も一致度の高い上位解候補である最良未処理候補の未処理印を処理済印に書き換える処理と、該最良未処理候補が虫喰い部分を含んでいる場合に該最良未処理候補を前記解候補生成手段に入力し、該解候補生成手段から出力される各言語表現である解候補のうち上位解候補として記憶されていない解候補を前記対記事集合一致度計算手段で評価し、各一致度および各未処理印とともに上位解候補に加えた上で一致度の高さが所定の範囲以内に入れない上位解候補を記憶から削除する処理とを未処理印がなくなるまで交互に繰り返し、記憶に残った上位解候補を一致度が高い順に出力する制御手段とを有することを特徴とする虫喰い問題解答生成装置。
IPC (2件):
G06F 9/44 550 ,  G09B 7/00
FI (2件):
G06F 9/44 550 C ,  G09B 7/00

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