特許
J-GLOBAL ID:200903081425888922

キナ酸の精製方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉本 巌 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-154485
公開番号(公開出願番号):特開平9-003000
出願日: 1995年06月21日
公開日(公表日): 1997年01月07日
要約:
【要約】【目的】 硫酸ナトリウムとともに原料液に含まれているキナ酸を効率よく精製して取り出す方法を提供すること、および没食子酸を製造したときに排出され、高濃度の硫酸ナトリウムを含有する廃液を、海洋投棄等によることなく処理してキナ酸も回収する方法を提供すること。【構成】 先ず、キナ酸と硫酸ナトリウムとを含有している没食子酸製造工程の廃液は、pH調整工程1で酸性域にpH調整される。次のアルコール添加工程2では、この廃液に、メチルアルコールが加えられ、析出塩ろ別工程3で硫酸ナトリウムがろ別により除去される(硫酸ナトリウム除去工程A)。アルカリ添加工程4では、硫酸ナトリウム除去後の処理液に水酸化カルシウムが加えられ、更に硫酸添加工程5で硫酸が加えられ、このとき生じた硫酸カルシウムが硫酸カルシウムろ別工程6で除去される(アルカリ土類金属塩除去工程B)。最後の精製工程7では、アルコール洗浄・再結晶によってキナ酸の無色プリズム結晶が得られる。
請求項(抜粋):
少なくともキナ酸と硫酸ナトリウムとを含有しているとともに酸性域にpH調整されている原料液に、アルコール類を加えて硫酸ナトリウムを除去する硫酸ナトリウム除去工程と、硫酸ナトリウム除去後の処理液にアルカリ土類金属水酸化物を加え、更に硫酸を加えてアルカリ土類金属塩を除去するアルカリ土類金属塩除去工程とを備えてなることを特徴とするキナ酸の精製方法。
IPC (2件):
C07C 62/04 ,  C07C 51/487
FI (2件):
C07C 62/04 ,  C07C 51/487

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