特許
J-GLOBAL ID:200903081435528860

ポリマー状無機-有機組成物の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小田島 平吉 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-509113
公開番号(公開出願番号):特表平8-501823
出願日: 1993年09月23日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】ケイ素、チタンまたはジルコニウムの加水分解し得る無機ゲル前駆体と、有機ポリマーと、高くて4.0のpKa値を示す有機カルボン酸(無機成分1モル当たり少なくとも2モルの量で存在させる)とを、これらの3種の成分の均一な溶液が最初に生じるような条件下で密に混合し、この溶液をこれの無機成分のゲル化が起こるまで0-100°Cで撹拌した後、この無機-有機組成物を回収することによって、ポリマー状の無機-有機組成物を入手する。初期反応体として水を存在させる必要はない。上記組成物はしばしば透明であり、無機ゲル単独に比較して常に改良されたじん性を示し、そしてこれらは、物理手段を用いたのではこの有機ポリマーの破壊を生じさせることなしにはこれらの2つの成分を互いに分離させることができないような密な様式で無機ゲルの中に有機ポリマーが捕捉されている構造を有していると考えている。
請求項(抜粋):
無機ゲル成分と有機ポリマー成分との密な組み合わせから本質的に成る無機-有機組成物を製造する方法において、下記の逐次的段階:(1)均一な液状溶液を最初に生じさせるような条件下で下記の成分A)からC): A)テトラアルコキシシラン類Si(OR1)4、テトラアルキルチタネート類Ti(OR2)4、テトラアルキルジルコネート類Zr(OR3)4、キレート化テトラアルキルチタネート類Tia(OR4)nXdpおよびキレート化テトラアルキルジルコネート類Zra(OR5)nXdp[ここで、R1、R2、R3、R4およびR5は、各々独立して、C1-C6アルキルであり、Xは、キレート配位子であり、aは、チタンおよびジルコニウムの配位数であって、各場合とも4-6の値を示す整数であり、dは、配位子Xのキレート能力に相当する数2または3のどちらかであって、ビデンテート配位子に関するdは2でありそしてトリデンテート配位子に関するdは3であり、pは、1または2のどちらかであるが、d=3を除きpは常に1であり、そしてn=a-d・pである]から成る化合物の群から選択される少なくとも1種の無機ゲル前駆体、 B)改質セルロース誘導体、澱粉、ポリアミド類、ポリエステル類、ポリメタアクリレートおよびポリアクリレート類、ポリビニルアルコール、ビニルアルコールとエチレン系不飽和モノマー類とのコポリマー類、ポリ酢酸ビニル、ポリ(アルキレンオキサイド)類、塩化ビニルのホモポリマー類およびコポリマー類、エチレンと一酸化炭素とアクリル酸エステルもしくはビニルモノマーとのターポリマー類、ポリシロキサン類、ポリフルオロアルキレン類、ポリ(フルオロアルキルビニルエーテル)類、ハロジオキソール類および置換ハロジオキソール類のホモポリマー類およびコポリマー類、およびポリ(ビニルピロリドン)から成る群から選択される少なくとも1種の有機ポリマー、および C)(i)成分A)に混和性を示す酸類、および (ii)成分A)が溶解性を示す液体に混和性を示す酸類、から成る群から選択される、約40モル%以下の量で水を含んでいてもよい、高くて4.0のkPa値を示す有機カルボン酸、を一緒に密に混合するが、ここで、上記酸を、存在させる全成分A)1モル当たり少なくとも2モルの量で存在させ、この反応媒体内に存在させる水の全量を、成分C)の量よりも少なくし、そして更に、存在させる全成分A)に対する水のモル比が0から20になるようにし、(2)上記溶液を必要に応じて撹拌しながら無機成分のゲル化が起こるまで約0-100°Cの温度に維持し、そして(3)その得られる無機-有機組成物を回収する、段階を含む方法。
IPC (2件):
C08L101/00 LSY ,  C08K 5/54 KCD

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