特許
J-GLOBAL ID:200903081466024460

車両衝突試験装置に使用されるドーリーの牽引ワイヤ並びに連結ワイヤとの着脱装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 武夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-067435
公開番号(公開出願番号):特開平9-236517
出願日: 1996年02月29日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】【課題】 従来技術による車両衝突実験装置のドーリーでは、ドーリー本体の上面に連結ワイヤ着脱トリガレバーを設け、さらにその上に牽引ワイヤ着脱トリガレバーを重ねて配置し、これらの両トリガレバーをガイドレールの水平フランジの上面に設けた単一のストライカによって同時に作動させていた。最近の車種、特にワンボックス型では、路面から車体の下面までの高さが低くなり、連結ワイヤのストッパがストライカに接触して車両の直進を妨げ、正確な記録が得られないという問題が生じた。【解決手段】 本発明では、重ねられていた両トリガレバーを分離し、連結ワイヤ着脱トリガレバー14bをドーリー本体11の上面に残し、牽引ワイヤ着脱トリガレバーをドーリー本体11の下方でワイヤ押え枠13cの下方に移し、牽引ワイヤ着脱トリガレバーに衝突する下ストライカをガイドレールの下方に、連結ワイヤ着脱トリガレバー14bに衝突する上ストライカをガイドレールの上方に設けることにより全体の高さを低くして課題を解決した。
請求項(抜粋):
車両衝突試験装置の床面とほぼ同一面に敷設された2本のガイドレール(2)に、ドーリー本体(11)の裏面に設けた複数個のガイドローラ(12a、12b)が係合して案内されるドーリー(21)と;前記ドーリー本体(11)の裏面に設けられ、それより下方を走行する牽引ワイヤ(3)を前記ドーリー本体(11)に着脱可能に連結するワイヤ押え部(13)と;前記ドーリー本体(11)の上部の被試験車両(4)近くに設けられ、前記ドーリー(21)と、被試験車両(4)とを連結する連結ワイヤ(5)を着脱可能に連結するエスケープメント部(15)と;前記ドーリ本体(11)の長手方向のほぼ中央部を回動可能に上下に貫通し、半径方向で反対側の2箇所にカム部(34c)と、トリガレバー部(34d)とを有し、前記ドーリー本体(11)の裏面より下方で前記ワイヤ押え部(13)を直接作動させるカムシャフト兼用トリガレバー(34)と;このカムシャフト兼用トリガレバー(34)の前記ドーリー本体(11)を越え上方に突出した部分に装着された連結ワイヤ着脱トリガレバー(14b)と;この連結ワイヤ着脱トリガレバー(14b)と、前記エスケープメント部(15)との中間に配置されて前記連結ワイヤ着脱トリガレバー(14b)のカム運動を前記エスケープメント部(15)に伝達するスライドストッパ(16)と;前記ガイドレール(2)の上面の、被試験車両(4)との衝突位置の手前の所定の位置に設けられ、前記連結ワイヤ着脱トリガレバー(14b)と衝突し前記ドーリー(21)と連結ワイヤ(5)との連結を解除する上ストライカ(26)と;前記ガイドレール(2)の下方の前記上ストライカ(26)に対応する位置に設けられて、前記カムシャフト兼用トリガレバー(34)のトリガレバー部(34d)と衝突して、前記ドーリー(21)と牽引ワイヤ(3)との連結を解除する下ストライカ(26a)と;を有し、被試験車両(4)が前記ドーリー(21)との連結から解除され、慣性により自走して衝突対象物に衝突して車両衝突試験装置に使用されるドーリーの牽引ワイヤ並びに連結ワイヤとの着脱装置。
IPC (3件):
G01M 17/007 ,  B60D 1/14 ,  G01M 7/08
FI (3件):
G01M 17/00 Z ,  B60D 1/18 ,  G01M 7/00 H
引用特許:
出願人引用 (3件)

前のページに戻る