特許
J-GLOBAL ID:200903081477156466

車両用蓄熱暖房装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 淳 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-010888
公開番号(公開出願番号):特開平7-215044
出願日: 1994年02月02日
公開日(公表日): 1995年08月15日
要約:
【要約】【目的】 急速暖房及び効率の良い吹出し温度持続を両立させる。【構成】 コントローラ66はエンジン用水温センサ62及びヒータ用水温センサ64が接続されている他、電動ポンプ30及びブロワ46が接続されている。さらに、コントローラ66には急速暖房用のマップAと吹出し温度持続用のマップBとが記憶されており、エンジン始動直後から蓄熱材の融点に達するまでは急速暖房用のマップAに基づいて電動ポンプ30及びブロワ46の作動を制御し、蓄熱材の融点に達してからエンジン側のエンジン冷却水温度がヒータ側のエンジン冷却水温度以上になるまでは吹出し温度持続用のマップBに基づいてこれらの作動を制御する。従って、急速暖房及び効率の良い吹出し温度持続を両立させることができる。
請求項(抜粋):
エンジン及びラジエータを途中に有し、エンジン冷却水を循環させることによりエンジンを冷却する第1のエンジン冷却水循環経路と、この第1のエンジン冷却水循環経路に接続され、エンジン冷却水が通過することにより蓄熱する蓄熱装置及びエンジン冷却水が通過することにより放熱する暖房用ヒータを途中に有する第2のエンジン冷却水循環経路と、この第2のエンジン冷却水循環経路内においてエンジン冷却水を循環させるエンジン冷却水循環ポンプと、暖房用ヒータ付近に設けられ、暖房用ヒータ側へ送風して暖気を車室内空間へ送給する送風手段と、エンジン側のエンジン冷却水温度が暖房用ヒータ側のエンジン冷却水温度以上である第1の場合にはエンジンによって昇温されたエンジン冷却水を暖房用ヒータに送給し、エンジン側のエンジン冷却水温度が暖房用ヒータ側のエンジン冷却水温度未満である第2の場合には蓄熱装置によって昇温されたエンジン冷却水を暖房用ヒータに送給する制御手段と、を有し、さらに、前記制御手段に、前記エンジン冷却水循環ポンプによるエンジン冷却水の循環流量及び前記送風手段による暖気の送風量を前記暖房用ヒータ側のエンジン冷却水温度に応じて決定する複数の制御マップを記憶させ、前記制御手段は、前記第2の場合に、前記複数の制御マップから最適の制御マップを暖房用ヒータ側のエンジン冷却水温度に基づいて選択し、当該制御マップに基づいて前記循環流量及び送風量を制御する、ことを特徴とする車両用蓄熱暖房装置。

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