特許
J-GLOBAL ID:200903081555707148

グラス被膜の良好な方向性電磁鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 茶野木 立夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-043138
公開番号(公開出願番号):特開平8-246053
出願日: 1995年03月02日
公開日(公表日): 1996年09月24日
要約:
【要約】【目的】 良好なグラス被膜を得るために、脱炭焼鈍板の酸化層制御方法を開発する。【構成】 脱炭焼鈍板の酸化層を高感度反射FT-IR法を用いて解析し、酸化物として含まれるFeとMnの量を適正量に抑え込むよう操業条件にフィードバックさせて制御する方法。FeとMnの定量分析値は、980cm-1と1100cm-1のピークの面積を計算し、鋼板表面の酸化物の化学分析値を用いて検量線データを作成してから行う。この際、各ピークは、SiO2 を含む各酸化物の単体スペクトルを基本の関数としてスペクトルフィッティングを行って求める。【効果】 脱炭焼鈍板の酸化層を極めて迅速に解析できる様になり、脱炭焼鈍の操業条件の制御の効率を高めることができる。
請求項(抜粋):
脱炭焼鈍板の酸化層中酸化物を構成する成分の分析を、反射赤外分光スペクトルを使用して行い、この値を基に脱炭焼鈍条件の制御を行うに際し、予め、内部酸化層にSiO2 、外部酸化層に(Fe,Mn)2 SiO4 のみを有する鋼板のスペクトルを求めスペクトルAとし、内部酸化層にSiO2 、外部酸化層に(Fe,Mn)SiO3 のみを有する鋼板のスペクトルを求めスペクトルBとし、内部酸化層及び外部酸化層の両方にSiO2 のみを有する鋼板のスペクトルを求めスペクトルCとし、被測定試料の赤外分光スペクトルをスペクトルA,B,Cの一次式の和の形で表わし、前記一次式の係数を、別途用意した試料の鋼板表面の酸化物の量を定量分析した値によって検量して求め、この一次式を基に酸化物中のFe+Mn量を求め、このFe+Mn量を使用して脱炭焼鈍を行うことを特徴とするグラス被膜の良好な方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (3件):
C21D 8/12 ,  C21D 9/46 501 ,  H01F 1/16
FI (3件):
C21D 8/12 B ,  C21D 9/46 501 B ,  H01F 1/16 B
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭59-185725
  • 特開昭60-103173

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