特許
J-GLOBAL ID:200903081593645130

防汚ペイント組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-515651
公開番号(公開出願番号):特表平10-508639
出願日: 1995年11月13日
公開日(公表日): 1998年08月25日
要約:
【要約】本発明は、バインダー系及び繊維を含む海洋用防汚ペイント組成物に関する。往々にして、繊維を含まないペイントは、バインダー系の組成のため、例えばガムロジン若しくはロジン等価物の高い含有率又は高い表面張力のために機械的欠点又は弱さを有し、この機械的欠点又は弱さは、例えば耐候試験にかけられた場合、伸ばされた場合又は曲げられた場合に、塗膜に亀裂が入りやすい傾向となって現れる。しかしながら、有機又は無機繊維であってもよい繊維は、ペイントの機械的弱さ若しくは欠点を打ち消すか、又は防汚ペイントを強化する。当該ペイント組成物は、生物学的に活性な薬品、防汚剤又は殺生剤、顔料、充填剤、添加剤、染料、及び溶剤のような他の成分を更に含むことができる。繊維含有ペイントは、船の船体のような水中構造物のための海水腐蝕性又は自己研磨性コーティングを調製するのに使用することができる。
請求項(抜粋):
バインダー系を含む海洋用防汚ペイントであって、当該ペイントが、機械的欠点を打ち消す原理の不在下に、 本明細書に記載の独立フィルム伸び試験で試験した場合に0の等級に等級付けされるか; 本明細書に記載の実験室用亀裂試験で試験した場合に5以下の等級に等級付けされるか; 3か月間屋外暴露した後、本明細書に記載の大気亀裂試験で試験した場合に4以下の等級に等級付けされるか; 本明細書に記載のスチールパネル伸び試験で試験した場合に4mm伸びたときに微小なまたは大きな亀裂を生じるか; 20mmの直径を有するマンドレルを使用して本明細書に記載のマンドレル試験で試験した場合に破壊を示すか;又は 本明細書に記載の直接衝撃試験で試験した場合に、40cmの高さから落下した標準重りに当たったときに破壊を示す;ような量及び組成で前記バインダー系が当該ペイント中に存在し、モデルペイントA(実施例1に記載したようなものであって、本明細書に記載の実験室用亀裂試験で試験されるもの)の中に混合された場合に、繊維を含まないモデルペイントAの亀裂等級よりも少なくとも1等級単位高い亀裂等級をモデルペイントが示すような繊維を更に含む海洋用防汚ペイント。

前のページに戻る