特許
J-GLOBAL ID:200903081605003490

スローアウェイ式ドリルおよびスローアウェイチップ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-109606
公開番号(公開出願番号):特開平9-295212
出願日: 1996年04月30日
公開日(公表日): 1997年11月18日
要約:
【要約】【課題】 切刃強度を維持しつつ、仕上げ面粗度を向上し、さらに効率的な切屑処理を図る。【解決手段】 チップ5を略三角形の平板状とし、一の三角形面6をすくい面としてドリル回転方向T側に、一の側面8を先端逃げ面としてドリル先端側にそれぞれ向け、これらの稜線部に形成された切刃9を、その一端部9aがドリル本体1先端の回転中心近傍に、他端9bが外周に位置するように配置する。そして、切刃9の一端部9aをドリル回転方向Tの後方側に向かう凸状に形成する一方、他端部9bにおいては、チップ5の先端逃げ面とされる側面8Aとこれに隣接する他の一の側面8Bとの交差稜線部12に、ドリルの軸線Oを中心とした円筒面13を軸線O方向に延びるように形成し、さらにチップ5を、すくい面(三角形面6)と逃げ面(側面8)とが鋭角に交差するポジティブチップとする。
請求項(抜粋):
軸線回りに回転されるドリル本体の外周に、先端から基端側に延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝の先端部に形成されたチップ取付座にスローアウェイチップが着脱自在に装着されてなるスローアウェイ式ドリルにおいて、上記スローアウェイチップは、略三角形の平板状をなし、その一の三角形面をすくい面としてドリル回転方向側に向けるとともに、一の側面を先端逃げ面としてドリル先端側に向け、かつこれらすくい面と逃げ面との稜線部に形成された切刃が、その一端を上記ドリル本体先端の回転中心近傍に位置させるとともに他端を外周に位置させて配置され、さらに上記すくい面と逃げ面とが鋭角に交差するポジティブスローアウェイチップであって、上記切刃の一端側の部分は、該一端側に向かうに従い凸状をなしてドリル回転方向後方側に向かうように形成される一方、上記切刃の他端部においては、上記一の側面とこれに隣接する他の一の側面との交差稜線部に、上記軸線を中心とした円筒面が該軸線方向に延びるように形成されていることを特徴とするスローアウェイ式ドリル。
IPC (2件):
B23B 51/00 ,  B23B 27/14
FI (2件):
B23B 51/00 T ,  B23B 27/14 C

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