特許
J-GLOBAL ID:200903081621411581

磁気特性及び被膜特性に優れる方向性けい素鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-154028
公開番号(公開出願番号):特開平10-008133
出願日: 1996年06月14日
公開日(公表日): 1998年01月13日
要約:
【要約】【課題】 コイルの全幅及び全長にわたって欠陥のない均一で密着性に優れるフォルステライト質絶縁被膜を有し、かつ磁気特性にも優れる方向性けい素鋼板を安定して得る。【解決手段】 方向性けい素鋼用スラブに、Cuを0.03〜0.20wt%含有するものを用いる。熱間圧延から脱炭焼鈍までの途中工程で施す酸洗を、酸化力を有しない酸にて行う。脱炭焼鈍を、その均熱過程における水素分圧に対する水蒸気分圧の比を0.70未満で、かつ昇温過程における水素分圧に対する水蒸気分圧の比を前記の均熱過程よりも低い値で行う。これらの要件の結合により最終冷延板の表面近傍にCu偏析層が形成されて被膜特性等が改善される。
請求項(抜粋):
方向性けい素鋼用スラブを熱間圧延した後、熱延板焼鈍を施し又は省略して1回又は中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を行い、次いで脱炭焼鈍を施し、更にMgO を主体とする焼鈍分離剤を塗布してから最終仕上焼鈍を施す一連の工程からなる方向性けい素鋼板の製造方法において、上記方向性けい素鋼用スラブに、Cuを0.03〜0.20wt%含有するものを用いること、熱間圧延から脱炭焼鈍までの途中工程で施す酸洗を、酸化力を有しない酸にて行うこと、及び上記脱炭焼鈍を、その均熱過程における水素分圧に対する水蒸気分圧の比を0.70未満で、かつ昇温過程における水素分圧に対する水蒸気分圧の比を前記の均熱過程よりも低い値で行うことを特徴とする磁気特性及び被膜特性に優れる方向性けい素鋼板の製造方法。
IPC (2件):
C21D 8/12 ,  H01F 1/16
FI (2件):
C21D 8/12 B ,  H01F 1/16 B

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