特許
J-GLOBAL ID:200903081627448185

摺動式等速ジョイント

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江原 省吾 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-200936
公開番号(公開出願番号):特開2000-027881
出願日: 1998年07月15日
公開日(公表日): 2000年01月25日
要約:
【要約】【課題】 従来のTJ系ジョイントの機構上不可避であった誘起力の回転次数成分の影響を少なくし、かつ、低スライド抵抗の特性を実現し、自動車の動力伝達系に適用した場合にNVH特性に及ぼす影響を少なくする。【解決手段】 連結すべき2軸が作動角θをなした状態でも等速度で回転運動を伝えることのできる、相対的軸方向移動(プランジング)が可能な摺動式等速ジョイントであって、駆動軸または従動軸と結合する外輪部材10と、従動軸または駆動軸と結合する内輪部材20と、偶数の円周方向等分位置にて内・外輪部材間に介在してトルクを伝達するトルク伝達部30とからなり、内輪部材20に対するトルク伝達部30の傾きを可能とする。また、駆動軸と従動軸とのなす角θが0°の時すべてのトルク伝達部30がジョイント軸線に対して垂直な平面内に位置するようにトルク伝達部30を配向させるためのコントローラ46を設ける。
請求項(抜粋):
内周面の円周方向等分位置に軸方向に延びるトラック溝を備えた外輪部材と、外周面の円周方向等分位置に軸方向に延びるトラック溝を備えた内輪部材と、内・外輪部材のトラック溝間に介在するトルク伝達部とを有し、トルク伝達部を、ギア部を備えたジャーナル部材と、ジャーナル部材に回転自在に担持されたローラーとで構成し、ローラーを外輪部材のトラック溝に収容させ、内輪部材のトラック溝の底面にギア部を設けるとともにジャーナル部材のギア部を内輪のギア部と噛み合わせることによりジャーナル部材が内輪に対して傾くことを可能にした摺動式等速ジョイント。

前のページに戻る