特許
J-GLOBAL ID:200903081673808161

金属光沢を有しかつ磁気特性の優れた方向性けい素鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-058184
公開番号(公開出願番号):特開平5-263135
出願日: 1992年03月16日
公開日(公表日): 1993年10月12日
要約:
【要約】【目的】 フォルステライト被膜形成の抑制に伴う、磁気特性の不安定化という問題点を、鋼成分と鋼中インヒビターを適正化することにより有利に解決する。【構成】 含けい素鋼スラブを加熱した後、熱間圧延を施し、次いで焼鈍および冷間圧延の組合わせを1回または複数回行って最終板厚としたのち、脱炭焼鈍を施し、次いで焼鈍分離剤を塗布し、その後2次再結晶のための高温箱焼鈍を行う、一連の工程によって方向性けい素鋼板を製造するに当たり、上記スラブは、Sbを0.035 〜0.10wt%含有すること、上記脱炭焼鈍において、鋼板表層に酸素目付量が片面あたり、0.35〜0.65 g/m2 のサブスケールを形成すること、および雰囲気の酸素ポテンシャルP(H2O)/P(H2) を0.25〜0.65の範囲に調整し、サブスケール最表面にファイヤライトのみを生成させること、上記焼鈍分離剤として、粒径が1μm 以下のマグネシアを5〜40wt%含有する酸化物粉末を用いること、とする。
請求項(抜粋):
含けい素鋼スラブを加熱した後、熱間圧延を施し、次いで焼鈍および冷間圧延の組合わせを1回または複数回行って最終板厚としたのち、脱炭焼鈍を施し、次いで焼鈍分離剤を塗布し、その後2次再結晶のための高温箱焼鈍を行う、一連の工程によって方向性けい素鋼板を製造するに当たり、上記スラブは、Sbを0.035 〜0.10wt%含有すること、上記脱炭焼鈍において、鋼板表層に酸素目付量が片面あたり、0.35〜0.65 g/m2のサブスケールを形成すること、および雰囲気の酸素ポテンシャルP(H2O)/P(H2)を0.25〜0.65の範囲に調整し、サブスケール最表面にファイヤライトのみを生成させること、上記焼鈍分離剤として、粒径が1μm 以下のマグネシアを5〜40wt%含有する酸化物粉末を用いること、を特徴とする金属光沢を有しかつ磁気特性の優れた方向性けい素鋼板の製造方法。
IPC (5件):
C21D 8/12 ,  C21D 1/70 ,  C21D 9/46 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/60
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特許第3125473号
  • 特開昭53-022113
  • 特開昭59-096278
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