特許
J-GLOBAL ID:200903081688814052

無励磁作動型電磁ブレ-キ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 武夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-349463
公開番号(公開出願番号):特開平7-197965
出願日: 1993年12月28日
公開日(公表日): 1995年08月01日
要約:
【要約】【目的】 従来の無励磁作動型電磁ブレ-キでは、マグネット組立体のコイルを収容するヨ-クの軸方向外方端に比較的大形の永久磁石を装着していて磁気効率が低く小形化が困難だったので、磁気効率が良く小形の無励磁作動型電磁ブレ-キを提供することを目的とする。【構成】 円周上に配置された薄肉で強力な永久磁石の1組または複数の組を、マグネット組立体またはア-マチュア組立体のいずれか一方の主磁気回路に配置し、ア-マチュア組立体に配置する場合は、通電によりア-マチュア組立体とこれと対向するマグネット組立体のヨ-クの先端とが同磁極となり反発力を利用できる構成である。
請求項(抜粋):
回転軸と、この回転軸に対して直角に相対回転可能に配置され、静止体に対し固定され、その外周と内周がそれぞれアウタ-ポ-ルとインナ-ポ-ルとされ、これらの中間に画定される環状空隙を有する中空円筒体状のヨ-クと、このヨ-クの前記環状空隙内に収容されている励磁コイルを有し、1次側の電磁石として作動するマグネット組立体と、このマグネット組立体の一部に取り付けられた永久磁石と、前記マグネット組立体の前記アウタポ-ルとインナポ-ルの開口端側に対向して回転軸に直角に一体に回転可能にされ、軸方向への相対移動が可能に装着された2次側回転体としてのア-マチュア組立体と、このア-マチュア組立体を常時前記マグネット組立体から引き離す方向に作動する解放手段と、を有して、前記マグネット組立体が励磁されない状態では、前記ア-マチュア組立体は前記マグネット組立体に取り付けられた永久磁石の磁束により前記解放手段に吸着されて制動され、前記マグネット組立体が励磁されると前記励磁コイルにより前記永久磁石の磁束を打ち消す磁束が発生し、前記解放手段によりア-マチュア組立体が吸着から解放され、所定のギャップが形成されて制動から解放され前記ア-マチュア組立体が回転軸と一体に回転する無励磁作動型電磁ブレ-キにおいて、前記永久磁石は少なくとも1個の強力で薄型の磁石として前記マグネット組立体の主磁束回路内の任意の位置の円周方向に所定の間隔で分割した複数個又は連続したリング状として一組又は半径方向に整列した複数の組が配置され、前記励磁コイルに前記永久磁石の磁束と大きさがほぼ等しく方向が逆の起磁力が発生される範囲の励磁電流が流されることを特徴とする無励磁作動型電磁ブレ-キ。
IPC (2件):
F16D 65/21 ,  F16D 55/28

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