特許
J-GLOBAL ID:200903081708968574
簡易型測長機
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
五十嵐 清
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-234157
公開番号(公開出願番号):特開平8-075442
出願日: 1994年09月02日
公開日(公表日): 1996年03月22日
要約:
【要約】【目的】 正確な2点間距離測定が可能な簡易型測長機を提供する。【構成】 測長機に固定したX,Y,Z三次元直交座標系の各座標軸に角速度センサと加速度センサを設ける。RAM13等に信号処理用のξ,η,ζ三次元直交基準座標系を与える。2点間の距離測定時に、測定の開始点から終了点へ測長機を移動し、各サンプリング時間ごとに角速度検出信号と加速度検出信号を取り込む。マイクロコンピュータ10では角速度検出信号に基づいて算出されるオイラー角を用いてX,Y,Z三次元直交座標系をξ,η,ζ三次元直交基準座標系に変換し、さらに、重力加速度成分を除去補正し、その値を積分して移動速度を求めて移動速度値と加速度信号から移動状態を判別し、その判断に基づいて静止状態を除く各サンプリング時間ごとの移動距離を、移動速度の積分により求めて積算して目的の2点間距離を求め、表示部に表示する。
請求項(抜粋):
測長機に一体固定のX,Y,Z三次元直交座標系の各座標軸に配設される角速度センサおよび加速度センサと、前記X,Y,Z三軸の角速度センサの角速度検出値に基づき、前記X,Y,Z三次元直交座標系から信号処理を行うためのξ,η,ζ三次元直交基準座標系に座標変換するオイラー角を算出するオイラー角算出部と、前記X,Y,Z三軸の加速度センサによる加速度検出値をオイラー角を用いてξ,η,ζの基準座標系に変換する座標変換部と、座標変換された加速度検出値に対して重力加速度成分の除去補正を行う重力補正部と、この重力補正部で補正された加速度検出値の積分処理によってサンプリング時間毎の測長機の移動速度を算出する移動速度算出部と、前記加速度センサから出力される信号が略ゼロの区間の前記移動速度算出部による積分処理の値が予め与えられた閾値以上のときには等速移動状態と判断し閾値より小さいときには静止状態と判断する移動状態判別部と、前記移動速度算出部で算出した移動速度値の積分処理によってサンプリング時間毎の測長機の移動距離を算出し、測長機の測定開始点位置から測定終点位置までの測長機のξ,η,ζ基準座標上での移動距離を前記移動状態判別部により判別された静止状態時を除く各サンプリング毎の移動距離を積算して求める移動距離算出部と、この移動距離算出部によって求められた測長機の移動距離を表示する表示部とを有する簡易型測長機。
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